BMW R1200RT パニアケース等 修理塗装 完成

bmw434 こちらもお待たせしました!BMW R1200RTの純正パニアケースとミラーカバー、カウルトップパネルの3点も本日完成となります。

bmw403今回は元々塗装済みだった物に転倒傷が付いてしまった物を補修塗装としています。

bmw435 撮影をし始めたのが16時くらいだったのでとても自然光では撮れる状態では無かったのですが、先日照明設備増強したお陰で比較的ストレス無く撮影が出来ました。ただ蛍光管の変更が必要な事と、それが剥き出しだとちょっと微妙ですね。

bmw436しかし横から当てられる照明はとても便利で、今までは台(大抵は木片)に乗せて角度を付けて撮っていた物もそのままの状態で撮影が可能です。今度は下からの照明でも試してみたいですね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!

キーボードトレイ 塗装 完成

keyboard11 こちらもお待たせしました!キーボードトレイはピアノのような艶ありの真っ白の塗装で本日完成となります。外れていたアルミプレートとゴム足も貼り付けておきました。

keyboard12ちょっと画像毎に色が違っていますがこれは点けている照明によって色味が変わっているだけですのでご安心下さい。

keyboard15キーボードを仮組みしてみました。フチの隙間から見える部分も白く塗れていますのでご安心下さいませ。

keyboard16白は光の反射が強すぎて上手く撮れなく、しかもキーボードを表にすると塗装した部分は殆ど見えなくなってしまうのですが、先日設置したライトボックスを使って普段は出来ないアングルから撮影してみました。ロゴが逆でアレですが中々良い感じです。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMWパニアケース蓋 2トーン塗装 完成

bmw437 大変お待たせしました!BMW MOTO用のイタリア製社外品パニアケースの蓋の塗装、艶消しブラックと艶ありアルピンホワイトⅢで完成となります。

bmw406元々はザラザラとしたプラスチック素地そのままの状態で、それに一旦全体を艶消しの黒で仕上げ、プレスラインより上側をBMWの純正色アルピンホワイトに塗っています。

bmw438 艶消し部分は触って頂くと判ると思うのですが表面はツルツルとしていて、裏側のザラザラしている所と比べると傷が付き難いのが判ると思います。

bmw439艶消し黒に塗った部分の見た目としては最初の状態と余り変わりありませんので、もしパニアケースの土台部分が同じ梨地だとしても違和感は無いと思います。と言うか車体はR1200RT 2015水冷モデルとの事ですので、少し前にご依頼頂いた同じくトップケースの素地と同じですかね。いや、でももう記憶が・・・(苦笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ヴィオラ・ダ・ガンバ カーボンケース 修正

viola52先日完成していたヴィオラダガンバなる弦楽器のカーボンケースですが、一部気になっていた箇所があったのでオーナー様にお願いしてもう少しお時間を頂戴して修正する事にしました。さらにお待たせしてしまい申し訳御座いませんでした・・・!

viola62 気になっていた箇所は付属品を取り付けた所の塗装で、元々リベットで着いていた物を今回ネジに変えたのですが、強く締め過ぎられてしまったせいか金具のフチが塗膜にめり込んで周りが少し盛り上がってしまっていたのです。勿論元々その傾向はあったのですが、折角綺麗になったのでどうにかしたかったんですよね。

viola63.jpg 原因としては部品自体の構造にもあって、今回の物はエッジが立ったフチが塗膜に刺さるような感じだってのでそこにスペーサーを入れて「面」で抑えようと言う作戦です。

部品は一旦全て取り外し、スキャナーに掛けて輪郭を抽出してデータ化→レーザーカットでスペーサーを作成します。

viola65 まずはこんな感じで1.2ミリ厚のアクリル板を内側に嵌め込みました。本当は最初からこうしておけば良かったんですよね。いやはや失礼しました。

viola64さらに周りの盛り上がった部分も隠したいので、今度は金具よりも少し大きいサイズになるように0.5mmのABS樹脂をレーザーカットします。

ちなみに何故こちらはABSかと言うと、0.5mmの厚みのアクリル板では割れてしまうのでここは柔軟性に長けたABS樹脂にしています。ただこの厚みで黒いのを持っていなかったのでこれの取り寄せに少し時間が掛かってしまいました。

viola66 こんな感じで0.5mmのABS板を間に挟む事で尖ったエッジを直接塗膜に当てない様にします。いや本当に最初からこれをやっておけば良かったんですよね・・・失礼しました。

viola67 同じ様にヒンジの部分も作ります。こちらは少し厚みがあったので内側に入れるアクリル板は2.5ミリくらいの物にしました。

viola69 ちょっと判り難いと思いますが(と言うか目立ったらマズイですからね)、上に着いている金具と塗膜の隙間に黒いABS板が入っているのが判ると思います。ちなみに下の金具は元々面で固定されているのでそちらはそのままで問題ありません。

viola71同じく蝶番の部分にもスペーサーが入りました。こちらは負荷が大きそうなのでABS板も少し大きめにして押し付けられる力を分散しています。

と言う訳で一旦剥がした内側のスポンジも元どおりに貼り付け、再度もう少し寝かして乾いたら今度こそ完成とさせて頂きます。長らくお待たせしてしまっているのにさらに延長させて頂きまして申し訳御座いませんでした。ではどうぞもう少々お待ち下さいませ!

(いやー、しかし予想以上にレーザー加工機が活躍してくれて助かりました。笑)。

“alain mikli” Eyeglasses

alain2こちらでは紹介していませんでしたが少し前に御依頼頂いていたアランミクリのセルフレームです。どうしても黒が欲しかったとの事なのですが手に入らなかったので今回の御依頼に至りました。レンズは入っていますが恐らくまだ未使用の状態でした。

alain3セルフレームメガネの塗装において一番厄介なのは最後にレンズを入れる事で、元々無理やりレンズを嵌め込むような装着の仕方ですから普通に入れようとすると必ず塗装を剥がしてしまいます。実際私も何度も苦い思いをしまして、それ故に多分どこの塗装屋さんもメガネ屋さんもやっていないのだと思います。

ちなみに無保証で宜しければこれの取り付けをサービスで行っていまして、ただ無保証と言う事は、取り付け時に塗装が剥がれたりレンズが割れたりフレームが折れたりしても一切の責任が負えないと言う事ですので(破損したまま返却すると言う事です)、その点をご理解の上でしかお受付はしていません。もし少しでもご懸念される事があれば当店には御依頼されないようにして下さい。

alain4 下地処理から塗装の方法、使う材料は自動車補修の内容と全く同じで、強度についてもそれと同じ様に考えて頂ければと思います。ですので塗装自体はお近くの自動車板金塗装店で普通に出来る筈です。ただ受けてくれるかどうかは判りませんが・・・。

alain5 使っている塗料は2液のアクリルポリウレタン系の物で、完全硬化はしたとしても直接肌に触れる物ですからアレルギー等ご懸念される場合は塗装はやめておいた方が宜しいかと思います。それについての保証なども一切お受付はしておりませんのでご注意くださいませ(ただしそういった報告は一度もありません)。

alain6 レンズは予め「入れられるギリギリのサイズ」に削って加工していて、またレンズとフレームが接触する箇所の塗膜が厚いとそれだけ剥がれる可能性が高いのでその部分は極力塗膜が薄くなるようにしています。ただしかといって肌がザラザラとしたり艶が無かったりと言う訳ではありません。

alain7 2液性アクリルポリウレタン樹脂塗料は軟化剤などを添加する事で塗膜を柔らかくしたりする事も出来ます。またクリアーの種類にも色々とあり、普段よく触れる物であれば耐擦り傷性や耐UV性、耐薬品性の高い高品位なクリアー(現在はSTANDOX クリスタルクリアー)などに変更する事をお勧め致します。

alain9 レンズを削っているとしてもそのまま簡単に入れられると言う訳では無く、装着する時には洗剤を使って塗膜が滑り込むようにさせ、あとは力いっぱいレンズを曲げて差し込むようにして溝に挿し込むように入れます。レンズを加工している時点で50~100回くらい脱着していますから大体のコツは掴めていますがそれでもかなり緊張します。尚、レンズが分厚くて小さい場合はしなりが無いので難しいかも知れません。

alain10 蝶番の分解は簡単ですが蝶番自体を取る事は出来ないのでこの辺はフルマスキングで対応しますが、極力塗ったとは判らないように仕上げるようにしています。

alain11 商売として考えると実は割りには合わない所もあるのですが(なのでどこもやっていないのだと思います)、出来る事だけをやっていると自分が劣化してしまうような気がするので、多少なりリスクがあるような事も必要だと思っています。ただ先日塗らせて頂いたタブレット端末のSurface3はさすがに一歩間違えれば廃棄物なのでちょっと危険だったかも知れません(無事完成してオーナー様にはお喜び頂きました)。

alain13 この時の御依頼は「お任せコース」なので磨きはしていません。所謂塗りっ放しです。

alain14本当は色々な塗るのではなく、「テールランプの塗装専門」とか「自転車フレーム専門」といった感じで一つの物に特化してしまった方が利益率は高いのですが(しかも楽かと・・・)、今はとにかく何でも経験しておいて、いずれ徐々にフェードアウト(笑)して対象を絞っていこうと思っています。