こちらもお待たせしました！先日テールランプの方は既にスモーク塗装を終えているスバルWRX STIの純正ミラーカバーも無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。
尚、同じく艶消し黒でご依頼承っておりますサイドモールはマスキング型が間に合わず今回一緒に塗れていません…。そちらは改めて別枠で塗装しますのでどうぞもう暫くお待ちくださいませ。
今回の部品は新品なので、全体を＃８００で足付け処理してそのまま本塗りとなります。
作業内容は先ほど紹介したインプレッサシフトパネルと同様、ベースコートの黒を塗り、その上に艶消し専用クリアーを塗布しています。
クリアーを１コート目にかなり目立つ毛埃が着きましたが、スピナール（ギザギザ状の針のような専用の工具）を使って回収し、２コート目のクリアーを塗ったら全く判らなくなりました。危ない所でした。
この後は通常の艶ありクリアーと同じく６０℃４０分程の熱を掛けて強制乾燥させ、数日寝かしたら完成となります。STIのサイドガーニッシュもマスキングシートが出来次第本塗りを行いますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ！
大変お待たせしました！インプレッサのシフトパネル、無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。
ちなみにこちらのパーツは元々シルバーが塗られているのですが、そちらはオーナー様がペーパーで削り落としてあったので、当店ではその後＃６００→ ＃８００の水研ぎで表面を均してあります。新たに塗る色がシルバー系だったらサフェーサーの塗装が必要でしたが、今回はソリッドカラーの黒なのでこのまま直接上塗り塗装を行ってOKです（勿論プラスチックプライマーは必要です）。
まずは通常通りベースコートの黒を塗ります。既につや消し黒っぽいのですが、この状態ではクリアーが塗られていないので耐久性がありません。純正の塗装のように使ている内に角が擦れて下地が出たり局部的に艶が出たりしてしまいます。
続けて艶消しクリアーを塗ります。通常のクリアーと同様に主剤と硬化剤＝２：１で、塗り方も変わり無くウェットに２コート塗り込みます（ただし６割くらいと控えめにはしています）。
自然乾燥で３０分程経つと艶が良い具合に消えてくれます。パッと見は乾いているように見えますが、指で押すとグニューっと塗料がズレます（恐）。
艶消し塗装を綺麗に仕上げるのはとくかくウェットで塗る事で、これは缶スプレーの１液ラッカーでも変わりありません。
ただしラッカーの場合は湿度が高い日には「カブリ」が発生する為、仕上がった時に激しい白いムラが生じます。２液ウレタンでこれは出ませんが、ゴミが付いたら塗り直し確定なので、その点ではラッカーの方が断然気が楽です（ただし耐久性は…ですが）。
尚、一緒に別案件のWRX STIドアミラーカバーも塗っていますのでそちらの後程紹介します。どちらもどうぞもう少々お待ちくださいませ！