ハーレーカウルパネル 本塗り

 大変お待たせしました!ハーレーの外装カウルパネル5点本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。順を追って作業内容を紹介していきますね。

まずはシリコンオフを使って全体を脱脂します。

 続けて#800の耐水ペーパーで既存の塗り肌をある程度削るような感じで研磨し、足付け処理用の布製の研磨副資材(画面左の黄色い物=アシレックスレモン)で全体を足付け処理します。

 さらに不織繊維状の研磨剤スコッチブライトと、脱脂洗浄&研磨粒子を含むウォッシュコンパウンド(ハジキシラズ)で全体を研磨します。

ペーパーが入り難い個所はナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを併用し、ビキニカウルは裏側も塗るので全体を、その他はフチの断面までしっかり足付け処理を行います。

 よく洗い流して水気を切り、それぞれを塗り易いように台にセットします。

ちなみに作業は一度に行っている訳では無く数日に別けています。

 ビキニカウルは裏側も塗るので、スプレーガンが取り廻せるよう隙間を開けるようにして固定しています。

 ラジエターカバーはフチまで塗れるようにしつつ一番目立つ面が綺麗に塗れるよう地面と水平にしてセットします。

 ネックカバーもフチが塗れるよう一回り小さいサイズにカットした段ボールを内側に貼り付け、バランスが取れる中心位置にボール紙の棒を固定します。

塗る時はこの棒を左手で持って右手でスプレーします。

 色は本来であればボディカラーの カラーコード「DH」の配合データから塗料を作りますが、前回色を確認した時に黒の原色の一つであるMIX854を単体で使うのが見本に一番近かった為、今回もそちらを採用しています。前回ご依頼頂いて塗った物はオーナー様も確認済みで良い結果も得られています。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

 基本的にブースの天井フィルターを通ってくるエアーにはホコリは混じっていないので、出来るだけ高い位置に置けて塗れるようにすればそれだけゴミの付着は減らせます。本ブースで床を深く掘るのはその為ですね(当店は手作りのブースで床は掘っておらず奥の壁に埋め込んだ浄化装置から排出されます)。

 念入りに下地処理をしたお陰でハジキは一つもありません(そもそもうちの設備でハジキが出る事はほぼありません)。

裏側も表面同様艶々に仕上げていますが、基本的には表側がメインなのでこちらは程々となります。

この後60℃40分の熱を掛けて塗膜を硬化させ、必要に応じて磨き処理をして数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スマートキーカバー 仮組み

 先日本塗りを終えていたトヨタのスマートキーカバーとボタン×3個です。

ボタンと本体のクリアランスがかなり絶妙な所に来ている為にそのままではスムースに嵌らず、無理に入れると固着してしまう為、スイッチと本体が接触する個所をペーパーで削って調整しています。

 当たりが良くなった所で、それぞれの部品を仮組みしてみました。

画像ではロゴの色がシルバーっぽく見えますが、実際はむしろ黒に見える程で(にわかにには信じがたいですが隣にあるミニカー色見本と同じ色です)、明らかに普通の塗色とは違う3コートSPFシルバーの仕様なのが判ると思います(ただし画像だと全く判らないのですが…)。

 実際に中には基板とシリコンシートも入れて各ボタンの稼働も確認しています。当たりも良好で、使っていて塗装が浮いてくるという事も無いように出来ていると思います(クリアランスには多少余裕を持たせてあります)。

 そして残る作業がこちらの反対側のパネルで、窪んだ箇所にレジンで作成した極小トヨタエンブレムを貼付け、さらにそこに透明レジンを注いで硬化→面研、そして最後にもう一度全体にクリアーを塗ってツライチにする予定です。

レジンを注ぐ際に気泡が入ると全てが台無しで、一応その為に真空脱泡機を用意しましたが、それでも万が一を考えてシンナーで洗い流すという作業も想定していますので、その際にクリアーがチヂレ無いようあと二回くらい熱を掛けて締まりきりを狙おうと思います。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!

WRX STIミラーカバー塗装 完成

こちらもお待たせしました!スバルWRX STIの純正ミラーカバーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

ミラーカバーは元々新品の塗装済み品で、今回はそちらをマットブラック=つや消しの黒に塗装しました。

  一緒にお預かりしておりますテールランプのスモーク塗装については先日既に完成しております。

 さらに一緒にご依頼頂いているサイドモールはSTI部分のマスキングが難航しておりまして、そちらはどうぞもう少々お待ちくださいませ。

引き続きサイドモールも作業進行次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサシフトパネル塗装 完成

 大変お待たせしました!インプレッサのシフトパネルの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は中央部分にシルバーが塗ってあるのですが、そちらをペーパー掛けしてある程度削ってあった状態から中央部分のみつや消しの黒で仕上げています。

 塗っているのは中央部分のみで、周りのシボ模様の部分は純正時そのままの状態となります。

 いつもは半艶や艶あり仕上げなのですが、艶消しは今回が初めてでした。

 この部分にはゴムマットが敷かれるので通常は見えないのですが、塗料ミストでザラザラだったので一緒に塗っておきました。元の肌目が残っていますがタオルがここに引っかかるような事も無いので気分は良く感じると思います。

一応室内の 照明下でも撮影してみました。

 艶消しは自然光の方が綺麗に撮影出来ますかね。

多少なり手を掛けているオーナー様なら判ると思いますが、純正塗装の食み出過ぎたシルバーも判らないよう処理してありますのでご安心下さいませ。あれが残るととても気になりますよね(笑)。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

プジョーテールランプ塗装承ってます

 先日到着しておりましたプジョー308swの純正テールランプです。「薄目」のスモーク塗装べた塗りでご依頼頂きましたこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は「薄め」のスモークをべた塗りで承っております。てっきり社外品かと思いきや調べてみたらプジョー純正品で、赤がかなり派手なのが特徴です。バックランプ部がスリットになっているのが面白いですね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!