スターバックステンレスボトル×3 本塗り

 先日お預かりしておりましたスターバックスのステンレスボトル3本です。

製品自体はサーモス社で作成している物(OEM)と思われ、底の貼ってあるプラスチックプレートのマスキングには以前作成しておいたマスキングシートがそのまま使えました。まずは丁度良いサイズの物を足付け処理前に貼って置き、少しだけ径が大きい物を本塗り前に二重にして貼っておきます。

 今回は既存の塗装(色)とロゴはそのまま残すよう承っておりまして、ただSTARBUCKSのロゴはクリアーの外側に印刷されている為、そのまま足付け処理(ペーパー掛け)してしまうとこれが擦り切れてしまいますから、それを避けるようにして足付け処理を行います。

 ロゴ部分は足付け処理が出来ないので、この部分のみ密着剤を併用して対応します。

 塗装はとにかく脱脂清掃が重要で、作業前、足付け処理後、本塗り時と、最低でも3回は行います。

 持ち手を固定し、

 既存の塗膜を少し被せるようにしてマスキングをしています。フチは段差になるのを防ぐようマスキングテープをヒラヒラさせるようにしています(12ミリ幅のマスキングテープのフチ4ミリくらいを織り込むような感じです)。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは2コートで、最初の1コートを塗ってからフラッシュオフタイム(コート毎の乾燥時間)を15分程おいて2コート目を塗っています。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 ロゴは溶けたりせず、無事綺麗なままで残りました。

底に貼ってあるプラスチックプレートの際はクリアーが溜まりやすいので、2コート目のクリアーが塗り終わった直後に1枚目のマスキングシートを剥がしています。2重にしているのはピンセットでプレートを傷つけたり、うっかりクリアーが着いてしまったりしないようにですね。F1ドライバーのヘルメットに貼ってある捨てバイザーのような感じです(違いますか・・・)。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ロジクールワイヤレスマウス(OD)塗装承ってます

 先日到着しておりましたLogicool G PRO wirelessのマウスです。現在作業進行中の案件とは別のオーナー様からのご依頼で、一応区別がつくようタイトルに色名を入れておきました。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼頂いた色はOD=オリーブドラブで、参考として画像をメールに添付して頂きました。ただサイズが小さくて見難かった為、Illustratorで大きくしています。画像上がオーナー様から頂いた画像を拡大した物で、下がそこからスポイトツールで色を抽出した物です。メールに添付して頂いた画像がJPEGでは無くBase64化されたインラインイメージだったのが幸いでした。

クリアーは艶消し仕上げで承っておりまして、参考までに以前施工したピンクの同型マウスの完成画像を紹介させて頂きます。

クリアーはこの時と同じ艶消し仕上げで、色は先ほど紹介したオリーブドラブとなります。

以前施工したOD色の施工例もあるのでそちらも紹介します。

こちらは元々艶消しグレーだったチタン製のメガネフレームを、見本としてお預かりしたタミヤのオリーブドラブ(Ⅱ)に合わせて塗りました。こちらのページでその他の画像が見れますので宜しければご参照くださいませ。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

SHURE BETA58Aマイク クロマ風No.2塗装承ってます

先日到着しておりましたSHURE BETA58Aボーカルマイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はクロマフレア風No.2のベタ塗りで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

以前施工した時の画像を紹介させて頂きますね。

色は当店規定の「クロマフレア風No.2」で、「青→紫→赤→橙→黄」といった色変化を行う光干渉型の塗装となります。

先ほどと同じマイクですが、見る角度や環境によって大きく色が変化します。

これと同じような塗料としては、日本ペイントの「マジョ―ラ」や、DUPONT社の「クロマリュ―ジョン」なる物がありますが、どちらも材料が高額な為、非常にコストの高い塗装となっていましたが、海外からパウダータイプの顔料を取り寄せる事で安価に提供出来るようになりました。3コート塗装割り増し以外の追加費用(材料費)は必要ありません(中には非常に高価な顔料もあり、その場合は追加費用を頂く事があります)。

その他の画像はこちらのページからご覧いただけますので宜しければご参照くださいませ。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

マツダCX-3エアコンスイッチパネル塗装承ってます

 先日到着しておりましたマツダCX-3に取り付け予定の社外品エアコンスイッチパネルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

素材はABS樹脂と見られ、表面にカーボン柄の水圧転写を施し、仕上げにクリアーが塗られた状態です。

今回はこちらを艶あり黒に、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ロジクールワイヤレスマウス&キーボード 下塗り

先日ロゴのマスキングシートを作成していたLogicool G PRO wirelessのマウスです。その後オーナー様よりロゴの位置等にはOKを頂いておりましたので、引き続き下準備を行います。尚、画像のマウスは塗装する物では無く、ロゴ入れの際に確認が出来るようにとお預かりしたもう一個の予備用です。

 塗装するマウスはこちらの方で、既に分解も済んだ状態となります。

裏側に塗料が着かないようマスキングをし、被塗面を#800相当(アシレックスレモン)で空研ぎ足付け処理を行っておきます。

前回はそのまま下塗りとしてそのままクリアーを塗ったのですが、今回は予め下塗りとしても色(ベースコート)も塗っておく事にしました。その方が本塗りの時に色が隠ぺいし易く、綺麗に仕上がるからです。

 本番では「G」のロゴは既存のサイズより小さくしますが、今回は下塗りなので逆に0.1mm大きくし、インジケーターランプの3個の円も本番で使う1.0mmでは無く一回り大きい1.2mmのマスキングシートを使いました。多少黒が残るような感じです(下塗りなのでOKです)。「G」のデータは前回作製した物を使っています。

 そして並行して今回一緒にご依頼を頂いているロジクールのG PRO Xキーボードも作業を行っています。こちらは先日プリントのロゴをデータ化するところまで進行しております。

側面を見てみると、成型時の歪が結構酷いので、

 #120→#180→#240→#320→#400と空研ぎでラインを整え、

その後#500~#800相当(アシレックススカイ~レモン)でペーパー目を均し、足付け処理を行っておきました。

ここで失敗したのが表面(天面)で、元々艶消し(極細かい梨地)になっていたので歪が判らなかったのですが、この後下塗りを行って艶が出る事で表面にも結構な歪がある事が判明しました。なのでもしかしたらサフェ入れも行うかも知れません。

 そして台にセットし、下塗り準備完了です。

キーボードは素材がPS(ポリスチレン)だったら違う塗り方になっていたのですが、シリコンオフを塗っても全く溶けもしなかったのでABS樹脂だという事が判り、マウスと同じくベースコートからの塗装にしました。

 またどうせならという事で、その他のパーツも下塗りを行う事にしました。今回はホワイトパールでご依頼を頂いていて、黒から白系にするにはかなりベースコートを塗らなければならなく、それによって起きる艶引けの防止と言う訳です。ベースコートは少なければ少ない程塗膜の強度が上がり、また仕上がりは良くなります。

 表面には元々艶消しの黒が塗られていましたが、フチなどはプラスチック素地がそのまま残っている箇所もあったので、念のためプラスチックプライマーを塗布し、続けて適当な白(具体的にはVW社のハーベストムーンベージュ)を塗りました。

 ここで完全に隠ぺいする必要は無く、大体下色として機能するくらいまで塗ったらマスキングを剥がします。またそのままだとマスキング際の段差が激しいので、軽く研磨して均しておきました。

 マスキングをしてプラスチック素地が露出した箇所に再びプラスチックプライマーを塗布し、クリアーを塗って下塗り完了です。ぱっと見は終わった体に見えますが、まだ全体の半分にもなっていません(私的には10%未満です)。

 「G」の部分はガタガタですが問題ありません。とにかく透明な部分に白が掛かるのを避けたかったのでこの時点で汚く仕上がるのは想定内です。

 そして角度をつけて見てみると「G」の部分が一段低くなっているのが判ると思います。Gの部分は実際には本体とは別部品で、元々少しここが低くなっています。

塗装する上ではこのままだと支障をきたすので、その部分だけクリアーを2回多めに塗り(計4コート)、完全硬化に砥石を使って平滑にしておきます。

その他のパーツも一緒に塗っておきました。

 そしてキーボードですが、

歪の件もそうでしたが、素材に黒の染料が練り込まれていた為にブリード(滲み)も発生しています。自動車部品ではこういう事は殆ど無いのですが、一般的な着色樹脂(顔料)だと黒さが足りなく、デザイン性を重視した電化製品では漆黒さを出す為に染料を混ぜて成型させる事がよくあります。最初の頃は色々悩みましたが、何でも塗る今の小物塗装屋になってからは普通に出現するのでもう慣れました(対処方法も問題ありません)。

それではまた作業が進行しましたら紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!