BNR32 Timing Belt Cover RB26→RB28

スカイラインR32 GT-Rの純正アルミ製タイミングベルトカバーです。

元々エンジンパーツ一式がオレンジに塗装してあって、

今回はこちらの「RB26」ので小文字を「RB28」への変更で承りました。

既存の塗膜はあまり密着していないように見受けられる為、こちらも一旦全部剥がして塗り直しとします。その他の最初の状態はこちらのページでご覧いただけます。

他のエンジンパーツはそのままとなりますので、既存の塗膜を剥がす前に元のオレンジを再現出来るよう調色作業を行って塗料を作成しておきます。

STANDOXの原色ではここまで鮮やかな色を再現する事が難しいと考え、下地に白を塗り、それを透かすようにして鮮やかなオレンジを表現しています。

調色作業について詳しくはこちらのページで紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

裏側も剥がして塗り直す為、フチに塗ってあるシーラーを綺麗に剥がします。

その後溶剤層に浸け置きをして旧塗膜を剥がします。

その後平らな面をダブルアクションサンダーで均し、

サンドブラスト処理を行いました。詳しい内容はこちらのページで紹介しております。

そして「6」の部分を削り落とします。

 

「8」はアルミ板からカットした物を使用します。

リン酸を使った化成処理を行い、

構造用エポキシ接着剤を使って貼り付けます。

位置がずれないよう固定し、

熱を掛けて硬化させます。

熱が下がらない内にはみ出た接着剤を削り落としておきます(冷えると固くなって歯が立ちません)。その他詳しい内容はこちらのページでも紹介しております。

その後プライマーを塗装し、

サーフェサーを塗って熱を掛けて塗膜を硬化させます。

サフェを研いでラインを整えます。

最終#800でペーパー目を均します。

台にセットし、いよいよ本塗り開始です。

まずは裏側にベースコートの黒を塗布します。

続けて表面に調色したオレンジを塗布します。

RB28の凸文字部を研磨してアルミ地を光らせ、

クリアーを塗って本塗り完了です。

↓塗り終わった直後の動画です。

本塗についての内容はこちらのページで紹介しています。

最後に切り取っておいたシーラーを元の通りに貼り付けて完成です。

その他の画像はこちらのページで紹介しています。

↓完成時の動画も撮影しています。宜しければご参照くださいませ。

↓その後オーナー様の」SNSでも紹介して頂きました。