いすゞフロントグリル塗装 完成

isuzu36大変お待たせしました!いすゞ117クーペの純正フロントグリルは本日完成となります。一緒にご依頼頂いている テールランプの塗装はまだこれからとなりますが、先に梱包をしておきたかったので撮影も済ませておきました。

isuzu37 シルバーはボディカラー同色の「マッターホーンシルバーM」(カラーコード:821)となっております。最初の状態も紹介しますね。

isuzu15 旧塗膜は大分劣化しましたので、一旦下塗りを行なってからシルバーの本塗りを行なっています。ちょっと変則的な方法で、イメージとしてはこれを二個分(二回分)塗装するような感じですね。

isuzu38 下地を整えてから塗ったお陰でツルんとした艶消しの仕上りになっています。

以前ご依頼頂いた「艶消し黒」も紹介したしますね。

isuzu10現在はこちらの艶消し黒で塗った物が付いていて、ただ砂汚れが目立つ?との事で今回艶消しシルバーでご依頼頂きました。大分お金も掛けられているようですのでちょっと心配になりますが・・・(笑)。

isuzu39黒に比べるとアッサリとした感じですが、実際車体に装着されるとまた違った印象になるんでしょうね。

isuzu41自然光だと強すぎるので蛍光灯下でも撮ってみました。

isuzu40升目の肌も荒れずツルンとした艶消しの綺麗な肌が出来ているのが判ると思います。塗装の際にはどうしてもこういったところがザラつきがちですが、肌が荒れているとその分汚れも付き易くなりますので気をつけてチェックするところだと思います。

それではテールランプの方も進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々御待ち下さいませ!

BMW Side Cases

bmw66 以前ご依頼頂いた案件で、作業内容と画像を纏めて再編集して紹介しています。画像自体はサーバー上にあるので再度アップロードするような手間は無く、またファイル名から検索出来るので再掲載が非常に楽ですからiTuneのプレイリストを作るような感覚で簡単に「作業例」としてのページが作れるのです。

これの利点としては、同じ様なお問い合わせを頂いた場合にメール文章内にここのリンク先を貼り付けるだけで作業内容の詳細とそれに掛かる費用の案内が出来るのが凄く役に立っています。単純に「12万円くらいです」と言われるよりも、どういった内容でお金が掛かるのかが判れば納得し易いと思いますので。

bmw68 パニアケースの蓋の塗装は結構ご依頼が多いのですが、今回は「ボディのカラーリングと同じように」といった内容で承りました。色もそうですが2トーンカラーリングのデザインも同じように似せます。

toskan2意外に難しいのが「ラインを綺麗に仕上げる」といった事で、フリーハンドを活かしたような仕上りであれば少し曲がったり太くなったりするのも味と感じられると思いますが、当店で行なっている塗装は「新車の状態に」と言った作業が基本となっていますので、ライン一つとっても新車時のライン塗装でまるでロボットが行なっているような仕上りにしたいのです。

toskan1と言う訳で今回使ってみたのが「レーザー墨出し器」なのですが、照射されたレーザーの赤い線が余りにも太くて曖昧だったので却下となりました(苦笑)。

toskan3そして新たに取り寄せたのがこの「トースカン」です。美術工芸などで使う道具ですが、今回はこれを少し改造して使う事にしました。

toskan鉛筆を固定しているステーを取り外し、代わりにマスキングテープ用のケースを取り付けてみました。パニアケースと同一面上にこれを置いてマスキングテープを貼りながら動かせば、もしかして完璧なストレートラインが出せるのでは・・・(昇)、と思った次第です。

bmw92ちょっと順番が違ったかもしれませんが、パニアケースの裏側はこんな感じでマスキングしておきます。段ボールが貼ってあるのは台に乗せた時に養生紙を破らないようにですね。

bmw87パニアケースの表面はザラザラとした「梨地」なのでそのまま塗っても艶のある仕上りにはなりませんから(むしろ大変汚い仕上りになりますので普通はそのまま塗りません)、一旦全体を研磨して下地を作ります。

bmw89下地作業の工程としては「研磨→プラスチックプライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった内容で、上の画像はサフェーサーを研ぐ前にガイドコート(研ぐ為の道しるべ的な)として全体に黒をパラパラと塗ってあります。

bmw91完全硬化したサフェーサーを研ぎます。実はこの辺の作業が塗る以上に大変なので、費用を掛けたくない場合は予め艶々に塗装された新品を用意される事をお勧めします。

bmw94 そして先ほど紹介したトースカン改マスキングテープ台です。ちょっと未来的なデザインに見えてしまうのは気のせいでしょうか(病)。

pania6画像に写っている物は5ミリですがラインを引くのには2ミリのを使っています。ブツ切りマスキングの見切りを綺麗に仕上げる為に普通の和紙タイプのマスキングテープでは無くプラスチック製(ポリプロピレン製)のテープを使っています。

bmw96平らなテーブルの上でトースカンを滑らすようにしてパニアケースを一周させながらラインテープを引いていきます。

bmw97 実は手前のどこかに継ぎ目があるのですが誤差は殆ど無く直線的にラインが引けているのが判ると思います。パニアケースの下には同じ厚みの板を挟んで水平を出しています。

pania2ラインテープの確認(練習)が終わったら貼ったテープを全部剥がし、まずはベースカラーを塗ります。黒い部分はBLACK SAPPHIRE(カラーコード:475)、白いラインはALPINWEISS III(カラーコード:300)となっています。どちらもSTANDOXの配合データがありましたのでそのまま利用すれば調色費は必要ありません。

pania4 そして改めてマスキング開始です。

pania7最初の一本が基本となって、後はそれに沿ってテープを貼っていきます。真ん中のテープは和紙タイプの普通の物で、これは単に「幅」を合わせる為に貼っているだけのガイド用のテープですね。

bmw98 その後白を塗って全てのマスキングを剥がしたらクリアーを塗って本塗り完了です。

bmw101 クリアーが完全硬化したら完成です。【標準コース】でのご依頼ですので磨き処理もしています(【お任せコース】の場合は基本的に磨き処理はしません)。

bmw102 ラインの幅は均一で且つストレートに、塗装屋さんが近くで見てもガタガタしたような部分は感じられなくとてもシャープな見切りに仕上がっていると思います。まあ悪いところは途中で修正していますしね。

bmw-5私的な理想としては「これを手作業で塗ったの?!」と思えるような機械的な仕上りですが、トースカンのお陰でこの時はそれに近い仕上がりに出来たと思います。

ただトースカンの出番はその後まだ一度も来ていない無いと言う事実が(笑)。

テールランプ関係 下準備中

smoke4次回予定の透過性塗装関係のテールランプ類です。現在下準備中ですので今週中には本塗りが出来る予定です。

これらの主な下準備内容としては、

・孔のマスキング・・・電球が付いていない場合はその孔を塞いで中にホコリが入らないようにしておきます。

・脱脂清掃・・・裏側に積もった泥などは掃除しておきます。特にBRZ/86のテールランプはいつも凄いです・・・。

・裏のマスキング・・・レンズ以外の部分をマスキングします。

・レンズの研磨・・・深い傷がある場合は予めそれを削って除去し、その後番手を細かくして全体に足付け処理をします。使う番手は#320~#1200といった感じです。

・脱脂清掃・・・シリコンオフで脱脂しつつ粉も掃除しておきます。

・「クリアー抜き」用のマスキングシート作成・・・ウィンカーやバックランプ部分などをクリアーのままにする為にマスキングシートを作成します。今回の場合はBRZ、プリウスα、GRBインプレッサのテールランプどれもカット用のデータが出来ているのでそれを利用してカッティングプロッター(機械)でカットして用意しておきます。これが無い場合は本塗り直前にフリーハンドで行ないますが、足付け処理をするとレンズが透明じゃ無くなってしまうので見えにくくなっているのでこの時点で一応練習しておきます。

・作業内容指示書の作成・・・指示と言っても私自身が塗るのですが、大抵の事は記憶が消えているので(入る分消えるんです・・・)今まで受け取ったメールや依頼書などの内容を纏めて一枚の紙に書き出し、本塗りの時にブース内の壁に貼っておきます。スモーク塗装などで「濃度の指定」がある場合や、クリアー抜きにする位置が微妙な場合はこういった事で手間が増えますので【標準コース】でのお受け付けとなっていまして、逆に内容が複雑でも「いつもの通り」と言う事であれば足りない頭を使う必要はありませんので【お任せコース」でお受け付け可能となるのです。

尚、先にいすゞ117クーペのテールランプ内にある「枠」の部分を黒で塗りますので、となると本塗りは週末近くになるかも知れません。進行しましたらまた紹介させて頂きますのでもう少々お待ち下さいませ!

シビック用 ブレンボキャリパー 本塗り

brembo128 先日ブレーキ屋さんから戻って来ていたシビック用(オプション?)のブレンボキャリパーです。旧塗膜をサンドブラストで剥がし、全体を洗浄~マスキングまでの作業を行なって貰っています。

brembo_3こちらは以前知人の自動車板金塗装工場に間借りしていた時に撮影した物で、キャリパーの下地作業はいつもブレーキ専門の方に委託して行なって貰っています。よくビジネスクラスに乗って海外に行っているのですがそんなに儲かるのでしょうか(笑)。

brembo129 と言う訳でいつも通りプライマーを塗布し、続けてベースコートを塗ります。今回のご依頼内容は「最初と同じように」との事ですのでブレンボのレッドに近い色を採用しています。

brembo130 今回はbremboのロゴはシールで承っておりまして、こちらであればサービスで対応しております。サイズはそれぞれ対応可能で(今回は80ミリ)、ただ色については白・黒・赤のみとなります。

brembo131そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

既に熱も入れて強制乾燥も終えていますので今週中には完成予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

SHUREマイク 本塗り

shure5 大変お待たせしました!SHUREのマイク、無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。クリアーはクリスタルクリアーへの変更有り難うございます!

色については「C30のM40くらいのラベンダー色」でご指定頂いていますので、画像はそれを元に簡易的に色を作成している所です。

sti3CMYKやRGBで色のご指定を受けた時に使っているのがPalettlesなるアプリで、数字を入れればその色が表示されるので色を作る時の目安にはなります。勿論印刷やグラフィックと塗料顔料では全く違う物ですが、私の今の仕事にはとても重宝しています。

shure6ちなみにちゃんとした調色ではちゃんとスプレーガンを使って色板を作成し、クリアー(またはそれ風に見える溶剤)を塗って艶を出して一回一回確認しますが、そうなると結構な手間と時間が掛かるので別途「調色費」が必要となってしまいます。こんな感じでスティックに付けて見るような方法であれば極短時間で済みますのでこれなら費用は掛かりません。今時車を塗る時にこんな方法で色を見る人は居ませんので念の為(居ません、よね・・・)。

shure8マイク本体の素材はアルミニウムですがこちらはアルマイトでは無く「塗装」なので下地処理は軽くペーパーを掛ける「足付け処理」のみで塗装は可能です。尚、本体は上と下とで分解出来る風なのですが、マイク部分と配線が繋がっているので外して塗る事はしません。ただそれぞれの部品がくっついたら困るので少しだけ隙間を空けておきます。

shure7 今回作ったラベンダーは殆どが白で構成されているのでわざわざ下塗りをする必要も無かったのですが(少しは違う気もしますがわざわざ用意する程ではありません)、今回一緒に塗ったエレクトロボイスのマイクが白だったので序でにこちらも塗っているという感じです。ちなみにそのエレクトロボイスのマイクはネーム以外であれば紹介してもOKだったのですが、その後新たに2本をご依頼頂きましてそちらは伏せて欲しいとの事でしたので一応最初にご依頼頂いた分も控えておく事にしました。ご了承下さいませ(しかし3本って・・・)。

shure9 そしてベースコートを塗布します。白の上なのでウェットに2コート塗れば隠蔽しますが大抵念のため一回余分に塗っておきます。白プラスラベンダーで合計4コートですね。

shure10そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

今回マイク先端のグリル部分の塗装は行ないませんがそちらは明るいシルバーなのでこのラベンダーにも合うと思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!