スターバックスステンレスボトル塗装 完成

star12 大変お待たせしました!スターバックスの「さくらハンディーステンレスタンブラー」はクリアー(のみ)の塗装で完成となります。

star13 柄自体はそのままで、今回はクリアーだけの塗装を行いました。

star14 状態としては新品では無く、既にプリント柄が剥がれてしまっている個所もありますが、これ以上酷くなる前にと言う事で今回クリアーのみの塗装を承りました。最初の状態~本塗りについてはこちらで紹介しています。

star15 「クリアーだけ」となると一般的には楽そうな仕事に感じますが、実は塗装屋にとってはこの方が厄介です。しかも今回は新品では無いので傷や汚れなどは当然あって、それらを極力残さないようにしてとなるとかなり神経を使います。ちょっとした汚れを残したままその上にクリアーを塗ったらもうお終いですからね。

これは車の塗装を行っていた頃も何回かお問合せを頂きましたが、正直な所現実的ではありません。単に色を塗るよりも神経を使いますから費用は倍増で、当然付属部品は全て外しますからその際に傷を付ける事は許されず、それが着いていた跡も残す訳にはいきません。となると現実的に新車以外では不可能に近く、もし快く引き受けてくれる方が居たら疑った方が良いかも知れません(色々な意味で)。

star16その点今回は面積が極小範囲であった事と、そもそも塗装する理由が「これ以上酷くならないように」と言う事だったのでそこまで神経は使っていません。ただ結果的にはかなり上手く行っていると思いますので、今後普通に使っていてプリント柄のデカールが剥がれるといった事も少ないと思います。

star17底面に付いていた浅い傷は削り落とし、欠けていた個所は似た色でタッチアップしてその後のクリアー塗装でほどんと判らないように出来ていると思います(と言うかすっかり忘れていたくらいですので)。

ちなみに良くみるとデカールの個所は若干クリアーが引けたような感じがして(普通に見ても判らないと思いますが)、やはりと言うか既存のデカールはチヂレ予備軍っぽい感じがしました。通常クリアーだけの塗装でもベースクリアー(色の着いていないベースコート)は塗りますが、もしそれを塗っていたら大変な事になっていたかも知れません。

尚今回は上手くいきましたが、状態や製品によってはお受付出来ない場合もありますので、その場合はどうかご容赦下さいませ。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ルーフアンテナ 本塗り

antena10 大変お待たせしました!先にお預かりしておりました「ミッドナイトブルービームメタリック」(カラーコード:B610M)の方のルーフアンテナ、無事本塗り完了しております。

antena11ベースカラーには粗目のブルーパールとグリーンパールが入っていて、色名では「メタリック」と明記されていますが実はメタリック系の顔料は入っていません。ただこれは日本での呼び方で、STANDOXのサイト(ドイツ)では「MIDNIGHT BLUE BEAM」と記されているので余り気にしなくて大丈夫です。

antena12色名の呼び方が国によって違うのは普通の事なので、通常色の配合データを調べる場合は「色番号=カラーコード」を使います。これなら全世界共通なので間違いはありません(ただし自動車メーカーによって同じ色番号を使っている事は良くあるのでメーカー名も必要です)。

ただ二輪車の場合はカラーコードが判らないケースがよくあるので、そういった場合は色名から検索する事もあり、ただしそれが実際の色と同じかどうかは作って見なければ判りせんので、単に色を確認するだけでも別途費用が掛かったりもします。

その点4輪車はこういったシステムがしっかりしていますので、今回のように実車を見なくても小物の塗装が可能と言う訳です。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ベンツホイールキャップ 本塗り

benz230 先日メッキのスリーポインテッドスターを取り外しておいたメルセデスベンツ純正ホイールセンターキャップです。

新品はシルバーメタリック&クリアーが塗装してあるので、下地処理としては#800で足付け処理をするのみで本塗りが可能です。対して少し前に施工したスバルインプレッサWRXの純正フロントグリルは新品状態ではクリアーが塗られておらず、また元々塗られている塗膜が余り強く無い為か激しいチヂレを起こします(起こしました・・・)ので、塗装する上ではこういった事に注意が必要です。

benz231 ベースコートにメルセデス純正色の「インディゴライトブルー」(カラーコード:230)を塗布し、クリアーを塗って本塗り完了です。

benz232この後60℃程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、数日寝かしてからメッキのスターを取り付けて完成です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

メルセデスベンツW124テールランプ レッド&スモーク塗装 完成

benz198先日本塗りを終えていたメルセデスベンツW124の純正テールランプです。塗膜が完全硬化したので最後に枠を塗りました。

benz204レンズをマスキングし、枠を足付け処理します。

benz205ベースコートの黒に数%の硬化剤を入れ、枠部分の本塗りが完了す。

マスキングを剥がし、再度60℃40分の熱を掛けます。

benz206そして完成です。お待たせしました!

 

benz207前回塗った時は上下の向きを逆にしてしまっていましたので、今回はちゃんとした向きにして撮影しました。

最初の状態も紹介しますね。

benz81元々はこんな感じで、今回は赤いレンズ部分にさらに透過性の赤を塗って色の深みを出し、最後に全体に極薄くスモークを塗っています。

benz208赤いレンズ部分の色が濃くなり、薄くスモークが掛かる事によって全体に落ち着いた感じが出たと思います。

benz209劣化して白っぽくなっていた枠の部分も新たに艶消し黒で塗り直す事によって、どこを見ても古さを感じ無い仕上がりになっていると思います。

benz210ちなみに枠部分は素地が劣化していましたので、単に塗るだけでは綺麗に仕上がらないのですが、今回レンズを塗る時に枠も一緒にクリアーを塗る事で下地を作っています。

benz211ボディはピカピカでもレンズ部分やプラスチック素地が劣化していると全体のイメージが悪くなってしまいますので、「何か足りない…」とお考えの方にはテールランプの塗装はお勧めかも知れません。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

MAZDA MX-5 Engine Cover

road103 マツダのユーノスロードスターのヘッドカバーです。どうやら海外だとMX-5と言う車名で呼ばれているようで、タイトルはそちらに合わせています。

road104 ロードスターのヘッドカバーはかなりの数をご依頼頂いていますが、その中でもこちらは色々やっておりますので内容を纏め改めて紹介させて頂いてます。

road105 通常ここにはタイミングベルトカバーがあるのですが、整備性を高める為かカバーとなる部分がカットされてベルトが剥き出しになるようにしてあります。今回は結晶塗装に加えこの部分を綺麗に磨いてヘアーライン仕上げとし、さらに腐食の進行を遅らせる為にクリアーの塗装を承っています。

ちなみに金属の腐食はクリアーのみでは止められません。そもそもクリアー(透明)である事は防錆顔料が含まれていない事ですから、それでは防錆のしようが無いのです。あくまでもアルミ素地表面が直接空気に触れないようにして酸化の進行を遅らせる程度です。

road106塗装した後に金属素地を磨くのは気を遣うので、先に粗削りをして腐食を取り除いておきます。

road107 さらに全体にサンドブラストを掛けて酸化したアルミ素地表面を一皮剥きます。

road108 サンドブラスト完了です。凹み文字内の塗装も取れました。

road109 その後リン酸を使ってアルミ素地表面を化成処理してこの後に塗るプライマーの密着を高めます。

road110 そして防錆効果のある金属用のプライマーを塗布します。

road111 ホースパイプ部も一緒に結晶塗装してしまっても構わないのですが、そこからオイルが染み出す等気にされる方もいらっしゃいますので、そこはプライマーを塗布した後に艶消し黒を塗っておきます。

road112 先ほど黒く塗ったパイプ部分をマスキングし、全体に結晶塗装専用の塗料を塗布します。

road113 その後140℃~170℃程度の熱を掛けて塗膜を完全硬化させます。結晶目はその過程で形成されます。

road114 今回の結晶塗装は青に加えメタリック(パール)感も出しています。

road115 さらに今回は凹み文字部分の塗装も承っています。通常これらの文字は凸状なので塗装後にそこを削ればアルミ素地が露出されて光輝かせる事が出来るのですが、凹み文字の場合はそれが出来ません。

road116 結晶塗装表面は凸凹しているのでマスキングテープがくっ付き難く、中々厄介です。

road117 こんな感じでマスキング完了です。

road118 同じようにMAZDAの文字部分もマスキングをしました。

road119 その後周りを養生し、白を塗布します。

road120 白は結晶塗装では無く、通常のSTANDOXのベースコートカラーです。折角の結晶目が埋まら無いよう極薄膜に留めます。

road121 側面部分を#400までのダブルアクション目で均します。

road122 その後はひたすら手研ぎで、最終は#800で仕上げます。クリアーを塗るのでコンパウンドで磨いたりはしません(むしろ剥がれ易くなってしまいますし)。

road123結晶塗装に塗った部分をマスキングし、最初に 密着剤を塗ってからクリアーを塗布します。

road124 再度80℃程の熱を掛けてクリアーを硬化させて完成です。

road125 通常のブルーでは無く、塗料中に混ぜたパールによって何とも言えない色の変化を感じられます。

road126 凹文字部分も色が着いてよく目立つようになりました。

road127 結晶模様もしっかりと表現出来て、全体に均一な目に仕上げられたと思います。

road128ペーパーを掛けてクリアーを塗ったカット面です。元々かなり腐食が出ていましたが、それらは綺麗に除去し、さらに今後アルミ表面が酸化する進行を遅らせられると思います。

尚、こういった施工例も大分数を増やす事が出来ましたので、もう少ししたらそれぞれをカテゴリー毎に分け、さらにはサイトページ自体を新たに作ろうと思っています。画像自体は既にある物を使えるので、土台さえ出来てしまえばhtmlページよりもwordpressの方が断然楽なんですよね。空いた時間があればせっせと種を蒔いて今後に活かしたいです。