Z32シフトノブ クリアー本塗り

先日4回目の下塗りクリアーを塗っていた日産フェアレディZ32の純正シフトパネルです。その後60℃40分くらいの熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

こちらは平行して作業をしているNISMOのカーボン導風板と違い、「下地を出しても問題無い」と言う事もあって、ガシガシ研げるので比較的ラインは出しやすいです。

そしてついにライン出しが完了し、最後のスモーク塗装=本塗りとなります。

 まずはスモーク=ベースコートを塗布します。

 文字が見えなくなるよう且つグレー味が黒くなるようスモークを重ねていきます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 灯火する部分の文字もしっかり透けているのが判るかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

あとはスライドする部分のプレートを艶消し黒に塗装しますので、そちらも進行次第紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMWパニアケース蓋塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたBMW R1250RT用パニアケースの薄型リッド(蓋)の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は黒い樹脂素地にストラクチャー塗装の様なザラザラとしたクリアーが塗ってあった状態を、

まず全体に艶消し黒の塗装を施してツルツルの表面にし、

 その後プレスラインより上部分をBMW純正色のアルピンホワイトに塗装しています。

 

 黒い部分は「ベースコート黒+艶消しクリアー」の2コート仕様となります。

ツルンとした艶消しになっていますので、元の状態より傷が付き難くなっているかと思います。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

 各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

バイク用ブレンボレーシングキャリパー塗装承ってます

 先日到着しておりました二輪車用のBremboレーシングキャリパー (GP4-RR) 一式です。

こちらのオーナー様は少し前にカーボンフォークの塗装をご依頼頂いた方で、それよりも昔、およそ3年前にこちらのキャリパーについてご相談を頂いておりまして、この度も当店をご利用頂ける事になりました。ご贔屓有難うございます!

尚、現状は黒アルマイトが施された状態で、一番最初の状態(3年前にお問合せを頂いた時)の画像がありましたのでそちらも紹介をさせていただきます。

元々もアルマイト処理が施されていて、凹み文字部に赤の塗料が流し込まれたような仕上がりとなっていました。

ただアルマイト被膜に直接塗られた上塗りは密着しず、以前施工した隼のキャリパーのようにいずれ剥がれてしまいますから、そういう事もあって3年も掛かったという所があるのだと思います。

と言う訳で新たに黒アルマイト処理が程されたキャリパーですが、今回のご依頼はこの「凹んだロゴ部のみ」の塗装となります。

そのまま塗っても純正の塗装と同様いずれ剥がれてしまいますから、周りをマスキングして被塗面のみサンドブラスト、プライマーの塗装を行って白(VW社キャンディホワイト:LB9A)の塗装で承っております。

塗るのはロゴの部分だけですが実はこの方が面倒で、また今回はロゴの部分にプレスラインが掛かっているので通常の方法(マスキングシート)では対応出来そうもありません。

作戦としてはコシの柔らかい和紙タイプのマスキングテープでマスク型を作成し、それを何重かにして貼り付け、さらにサンドブラストのメディア(砂)も細かいタイプを取り寄せてピンポイントに当てようと思っています。ワンミスで取り返しが付かなくなるので相当慎重に行う必要がありそうです。

その他の部分には傷が付かないようマスキングテープで保護し、準備が出来るまでは保管しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサミラー土台部 本塗り

 先日サーフェサーを塗っておいたスバルインプレッサ純正のドアミラー土台部分です。

その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

プレスラインより内側は凹み状の逆アールでしかも凸凹としている為、当て板に砥石・3㎜厚のアクリル板などを使ってラインを整えます(塗装作業の中では多分この作業が一番難しいと思います)。

#600→#800の水研ぎでラインを整え、最後に#1500の水研ぎと#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。

その後全体を清掃し、再びマスキングを貼り直します。サフェの研ぎ汁が着いたまま乾いてしまうと汚れが落ちなくなってしまうからですね。

また最初と同じようにクッションシートに糊面が付かないよう気を付けます(くっつき過ぎて剥がす時にクッションシートも持って行ってしまう為)。

 最終脱脂清掃を行い、

 プラスチック素地が出た部分(黒い箇所)にプラスチックプライマーを塗布し、本塗り開始です。

まずはベースコートの黒を塗布します。

ベースコートは塗れば塗る程塗膜の強度が落ちる為、極力薄膜で且つ肌が荒れないように仕上げます。黒の場合は大体3コートで終わらせています。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

硬化剤とシンナーはその日の気温や被塗物の形状によって変えています。小物の塗装だと塗り肌を無くした仕上がりにしたいですが、そうなるとタレのリスクが上がるので、それらのバランスを考えて選択します。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダクロスカブヘッドカバー 本塗り

 先日お預かりしておりましたホンダ純正のクロスカブ用ヘッドカバーです。

シンナーで洗い流すようにして脱脂清掃し、その後リン酸処理を行いました。

よく乾燥させ、マスキングを行います。アルミの輝きが無くなっているのは表面にリン酸による不働態被膜が出来た為で、これにより防錆・この後のプライマーの密着性が向上します。

今回のヘッドカバーを単体で塗装すると採算が合わないのですが、他に色見本キーホルダーとして作成する物も一緒に塗る事で何とかしてみました(他にも結晶塗装でお預かりしている製品があるのですが、そちらは掲載不可なのと、もう少ししてから本塗りを行う事にしました)。

 まずはプライマーを塗布します。

ちなみに金属に直接上塗り(結晶塗装)を行っても最初の内は大丈夫ですが、経年でペリペリと剥がれてきてしまいます。純正部品の塗装が剥がれるのはその為で、塗料(塗膜)自体が劣化したという訳ではありません。コスト上の問題でプライマーの塗装が省かれてしまっているのだと思います。

続けて結晶塗装用の塗料を塗布します。こちらはSTANDOXでは無く、大泰化工社のリンターなる製品となります。

これだけだと効率は良くないのですが、丁度時間が空いていたという事で先に塗らせて頂きました(テールランプ関係が始まると3週間以上後になってしまう恐れがありましたので・・・)。

焼き付け後、結晶目が現れます。

マニュアル上だと120℃15分なのですが、それだとどうしてもグニッとなる部分が残る気がするので、私的には20~30分、さらに恒温機で二度焼きするようにしています(ただしこれだけの為に熱を入れるのではなく他の被塗物も一緒に出来るようタイミングを合わせています)。

色は黒で、最後に「HONDA」の凸文字も研磨して光らせます。

 そしてミニカー型の樹脂製色見本です。

 厚みが無い物を選び、底面がフラットになるよう研磨してあります。

最後にいつものプレートに貼り付けてキーホルダーにしようと思っています。

↓こんな感じです。艶ありの黒と結晶塗装の黒の組み合わせが格好良いと思うので、試しに造ってみます。

ちなみに3個の内の一つは裏側にはレーザー彫刻でPRO_Fitのロゴを入れてあって、これ単体でキーホルダーになるタイプです。以前キャンディーレッドで塗装した物ですね。

ただ今回はサフェを塗っていなく、なので巣穴が結構あるのですが、そこはさすが素地の悪さを目立たなくしてくれる結晶塗装!という感じで、素体にそのまま塗るだけで予想以上に綺麗に仕上がりました。こちらも商品化出来たら販売したいと思います。

それでは作業が進行(または完成)しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!