ルノールーテシアテールランプ スモーク塗装承ってます

renault3先日到着しておりましたルノールーテシアの純正テールランプです。

こちらは以前BRZのテールランプをレッドキャンディー塗装でご依頼頂いた方で、この度ルノールーテシアの3RSに乗り換えられたとの事でこちらのテールランプをスモーク塗装でご依頼いただきました。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

今回はBRZの時とは違って元々レンズは赤いのですが、オーナー様的には「純正テールランプの情けない、安っぽい赤/クリアー色を高級感のある色に変化させたい」との事ですので、スモークの濃度は控えめの「極薄目」で、クリアーを高品位なタイプの「クリスタルクリアー」に変更で承っております。イメージとしては以前当店で施工したスイフトスポーツのスモーク塗装との事で、一応そちらの画像も紹介させて頂きますね。

swift3またオーナー様のルーテシアのボディカラーは灰色とので、「アクセントとして赤みはなるべく強く残したい」との事でして、この辺にも注意して濃度の調整を行いたいと思います。

スモーク塗装は濃さの調整が本当に微妙なところがありますので、思い描いているイメージがありましたら今回のオーナー様のように是非詳しくお聞かせ頂ければと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も当店をご利用頂き有難う御座います!

スーパーカブ用レンズ一式塗装承ってます

cab13こちらはいつも色々なバイクの部品をご依頼頂いている方で、今回はスーパーカブ用の社外品レンズ一式の塗装を承りました。いつもご贔屓頂き有難う御座います!

ちなみにここで紹介している案件は基本的に全て個人の方からの依頼品で、元々知り合いとかそういうのでも無く、全て当ウェブサイトを介してお問い合わせ~ご依頼頂いています。こちらのオーナー様も今回で4回目くらいで、恐らく半数以上はリピーターの方になっていると思います。いやはや本当にあり難い限りです。

今回のご依頼内容としては、

・テールレンズ・・・レッドキャンディー+おまけスモーク
・リヤウィンカーレンズ(小さい方)・・・オレンジキャンディー
・フロントウィンカーレンズ ・・・ウィンカー部のみオレンジキャンディー。ポジションランプ部はクリアー抜き(クリアーのまま)

として承っています。後はメーターの針もご依頼頂いていまして、そちらは下で改めて紹介します。

cab12フロントのレンズはウィンカー部のみをオレンジキャンディーでご指定頂いておりまして、一応イメージ画像を作成しましたので塗り分け内容をご確認下さいませ。オレンジの色味はもっとちゃんとした鮮やかなオレンジになりますのでご安心下さい。

cab14そして追加で承りましたスピードメーターと燃料系の針です。元々樹脂素材自体がオレンジに着色されていて、これにレッドキャンディー塗装を施したらどうなるか?みたいな感じでご依頼頂いています。しかしまたマニアックな物を・・・(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も当店をご利用頂き有難う御座います!

Surface3 本塗り

surface21 そして台にセットして本塗り準備完了です。ちなみにこのスタンドも外す事が出来なかったのですが、オーナー様的にはやはりここも含めて全て赤に塗って欲しいとの事で、今回は少し変則的な方法にしました。

まずはフラップ状になったスタンドの内側をベースコートのみ塗布し、十分に乾燥させたらそれを閉じ、そして再度全体にベースコート、続けて艶消しクリアーを塗ります。スタンドの内側にはクリアーを塗らないのですが、代わりにベースコートに硬化剤を添加し、ただそのせいで(と言うか多分今回使った原色の特徴で)若干艶が出てしまうのでこちらも変則的にいつもは使わない艶消し剤(通常使っている主剤的な物では無くシンナーっぽい汎用品)を加えて艶を抑えます。

surface22 ちなみに色を作っていて「あれれ、随分と茶色が入るけど」と思って念のため色見本帳と照らし合わせたら大丈夫でした。今回ご指定頂いた赤は余り派手では無く彩度が控えめな感じだったのですね。

surface23 そしてスタンド内側のベースコート塗布が完了です。ベースコートだけなので本来の艶消し塗装に比べると強度はありませんが普段は見えない(触れない)内側なので問題無いと思います。

surface24 十分に自然乾燥させたらスタンドを閉じます。かなり精度よくピッタリ閉まるのでこの状態で塗装してスタンドの内側に色が入ると言うことは多分ありません。ただ問題なのはクリアーを塗って継ぎ目がくっ付いてしまう事で、ただそれはその他ボタンなどの部分でもそうなので今回はとにかくクリアーは薄膜で塗るようにします。

surface25 ベースコートを塗り、艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。画像は塗り終わってから既に30分程度が経った状態で、十分に艶も消えた状態です。

surface26 画像だと赤と言うより茶色に見えますが、ブースの中の蛍光灯だと青味が強く写ってしまうので実際はちゃんと赤ですからご安心下さいませ。

surface27 通常スプレーガンは「被塗面に垂直」が基本ですが今回はスイッチなど可動部があるのでそこに塗料が乗り過ぎない様工夫して塗っています。

surface28 各ボタンや継ぎ目は問題無さそうで、良い感じに塗れたと思います。胃がひっくり返って口から出てくるかと思いましたよ(笑)。

surface29こちらはウィンドウズのロゴ部分に貼るカッティングシートで、色はホワイトゴールドでご指定頂いています。使うのは4枚ですが、まあこれだけあれば丁度良いのがあるかなと言う感じです。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。上手くいけば来週中には完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!

Surface3 マスキング

surface11 先日より準備を進めていたサーフェス3は無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。塗り直しが効かないので下準備にとても時間を掛けています。

surface12 通常は分解した状態でのお受付が基本ですが、サーフェス3自体が分解不可能な製品らしいので諸々御理解ご了承を頂いて今回はフルマスキングで挑んでいます。時々カメラのボディをそのままの状態で塗って欲しいといったお問い合わせがありますがあちらはとてもそのままでは塗れませんのでご注意下さいませ。

surface13 ここは鏡みたいになっているので塗らないようにマスキングし、これとは別に同じサイズの物を塩ビのカッティングシートで作成しているので、そちらはゴールドに塗って最後に貼り付けます。

surface14 端子部分はイヤホンジャックのみ挿し込み方式でその他は筐体の断面まで塗れるよう内側をマスキングしました。ちなみに足付け作業時に気がついたのですがスタンドを起こすとそこにSIMカードだかmicroSDだかが挿せる穴がありました。そこはカットした厚紙にマスキングテープを巻いて挿し込んでます。

surface18 ドッキングキーボードとの接点部分は丁度良いサイズにカットしたマスキングシートを貼るだけなのでこの作業は全然手間ではありません。このサイズを見つけるまでが手間が掛かりますかね(ノギスで測っただけではピッタリとした物は作れないのです)。

surface15これも足付け作業をしていた時に気が付いたのですが、スタンドを開いた根元付近に少し隙間があってそこにスポンジが詰まっています。内部へのホコリの混入の防止か、或いはここにスピーカーがあるとか?でしょうか。そのまま塗るとスポンジがボロボロになってしまうのでここもマスキングします。

surface16少し大きめに被せるようにして一緒に押し込む、みたいな感じですかね。ただ一度閉めて開くとまた出て来てしまうようで本塗り直前に修正しています。

surface19 表側は筐体と液晶ガラスとで若干の隙間があるのでマスキングは比較的容易です。塗る時は角材を固定して台にするので液晶の保護の為に養生しの上に厚紙を貼っておきます。

surface20ウィンドウズのロゴは念のため少し多めに用意し(多過ぎますか。笑)、予め足付け処理もしておきます。

長くなったので本塗りの方は別記事として紹介しますね。少々お待ち下さいませ。いやー、それにしても精神的にとても疲れました(笑)。

BMW パニアケース蓋 本塗り(下塗り)

bmw408 大変お待たせしました!イタリア製のBMWのパニアケースの蓋はまずは下塗りの「艶消しの黒」の本塗りが完了しましたのでご安心下さいませ。

画像は本塗り前の状態で、プラスチック素地(恐らくABS)に#800程度のペーパーを掛けて足付け処理をし、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

bmw409 色的には同じですが一応(と言うかしっかり)ベースコートの黒を塗り、その上に艶消しクリアーを塗っています。

当初オーナー様も「そのまま艶消しクリアーを」といったご要望があったのですが、樹脂素地の場合は成型時のムラがあったりするので「そのままクリアーを塗って」と言うことは普通の塗装屋さんはしません。この状態だと綺麗に見えても直射日光に当たるとマーブル模様みたいなのが出たりしたらショック過ぎますからね。

bmw410 クリアーをウェットに塗るのは「ムラ」の防止の為で、肌を荒らしたり膜厚に差があったりすると乾燥(硬化)速度の違いから艶の無い部分と(若干の)艶がある部分が出来てしまい、それが全体的にムラムラに見えるのです。小さいと目立ちませんが大きいとこれが目立つんですよね。ボンネットを艶消し仕上げとか想像しただけで吐き気がしてきます・・・(判りまね)。

bmw411ちなみに今回はこれで終わりでは無く、この塗膜が完全硬化した後に今度はプレスラインより上側をBMWの純正色(恐らく今回の車体色)のアルピンホワイトⅢの艶あり仕上げで承っています。リスクを考えると本当はそちら側から始めたかったのですが(艶消しの上にミストが乗ったらもうお終いです・・・)、今回は元々あった細かい梨地をこの艶消しクリアーで埋めてしまおう!と言う作戦だったので先に艶消し黒の方から塗っています。これなら若干艶が消えても関係無いですからね(そもそも艶消しですので。笑)。

と言う訳ですが、塗り上がった塗膜はツルンとした艶消しの肌になっていますので、元々のザラザラよりも格段に傷も着き難くなっています。BMW純正のパニアケースは梨地ではありますがツルリとしていますので傷が付き難くなっていますが、今回のこれはちょっと爪で擦っただけで取れない傷が出来てしまう状態でしたから塗装してよかったと思います。

それでは次回は上側を艶ありのアルピンホワイトⅢで本塗りを行いますね。塗り分け部分は頂いた画像を参考にしますので間違えませんからご安心下さいませ。どうぞもう少々お待ち下さい。