ポルシェメーターカバー 色準備

 こちらもお待たせしております。ポルシェのメーターカバーと、色の見本としてお預かりした内装部品です。

 色に関しては「5分程度の簡易的な色の作成」(調色ではありません)と想定していましたが、その後色見本帳から艶消しクリアーが塗られた近似色を見つけていて、それを採用する事にしていました。

↓こちらです。

ポルシェ内装色検証

…が!実はこのルノーのROUGE R5(カラーコード:715)なる色ですが、配合データがありませんでした…。STANDOXのサポートにも電話をして確認した所、色番号自体は確かに存在するのですが、古い物なので配合データが存在していないとの事でした(しかしそんなに昔の物でも無いと思うのですが…)。

 と言う訳ですので、それの前に見つけていたCITROENで色を作ってみた所、余り良く判らないので結局一から色を作る事にしました。

 パッと見は茶色に見えるのですが、実際に作ってみるとマルーン系の鮮やかなエンジ色といった感じです。

そしてやはりと言うか、表面に見える色は塗装では無く着色された樹脂素材の色か、或いはそれが透けて見えているような感じです。茶色い色をした素材の上に、透けたような透明感のあるマルーンが塗られている感じでしょうか。

と言う訳ですが、今回はオーナー様からは「多少の誤差は覚悟の上」「組み合わせる台座よりは、ほんの少し濃い感じで」と伺っていますので、これくらいの感じで本塗りに挑もうと思います。

ちなみに台座に塗っているのは石鹸水で、製品自体に影響は全くありませんのでご安心下さいませ(シリコンオフはマズイですし、かといって普通の水だと弾くので、こういった場合は水に数滴洗剤を入れて界面張力を低下させ親水にします)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

メールの返信について

最近作業内容や使用材料、費用などを詮索するような匿名でのお問い合わせが増えて、業務に支障をきたしております。

最初にお問い合わせ頂くメールではお名前やご連絡先は記入されなくても構いませんが、その後の返信でそれらの記入をお願いするよう記載してある場合は、必ずお名前・ご連絡先、またショップさんであれば会社名の記入をお願い致します。

相見積もりなどを出すのには問題ありません。ただ実際にご依頼に至らないまま何度もメールだけの返信に時間を割くのは相当の負担となりますので、金額や作業内容の詳細等をご希望の方は、せめてお名前とご連絡先を教えて下さい。ショップさんに代わって当店が見積りだけをするという業務は、結果的に当店のお客様に負担が掛かってしまいますのでとても迷惑なのです。

もしくは会社名・店舗名を明記して頂き、「当店に来られたお客様がこれの塗装費用の大体の金額を知りたいとの事で」と記載して頂ければ問題ありません。通常通りの対応をさせて頂きます。

会社名は伏せたいという事であればそちらは構いません。またYahooなどのフリーメールアドレスでも全く問題ありません。こちらからお名前とご連絡先の記入をお願いした場合は、それにはどうかご対応頂けますようお願い申し上げます。

BABOLATテニスラケット塗装承ってます

 先日到着しておりましたバボラのテニスラケットです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 素材はカーボンのようで、ご依頼内容としてはこちらを「艶消しの黒」で承っております。

 全体に小傷が見受けられますので、「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行った上で素地を整えてからの塗装となります。

以前同じようにラケットを艶消し黒に塗装した案件がありますので、参考までにそちらの画像を紹介させて頂きますね。

こちらは元々新品でしたが、デカールや塗り分けなどで段差があった為、やはり既存の塗膜を削って下地をサフェーサーで整えてから塗り直しています。

以下のページでは施工内容を紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。

Wilson Tennis Rackets

 

今回は「自分へのご褒美に」「気に入ったラケットですのでリニューアルで蘇らせたい」との事でして、タッチアップで修復された個所を見ても大切にされているのが見受けられます。

テニスラケット塗装のお問い合わせは結構あるのですが、作業内容は自転車のフレームを塗るのと変わり無く、大抵の場合で製品の金額を超えてしまう為にご依頼に至るケースは極稀です。

市販されている物は同時に大量の物を製造するという事でコストを下げられるのですが、当店のような塗装の場合だと一品一品がオーダーメイドの作業となる為、どうしてもコストは上がってしまいます。何卒ご理解を頂ければ幸いです。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

TOYOTA86 ヘッドライトインナー 下準備

 こちらも大変お待たせしております。トヨタ86のヘッドライトインナーパネルです。作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

ご依頼頂いている色は「黒」で、ただそもそも現状でも艶のある黒なので「わざわざ塗る必要は無いのでは…」と思っておりましたが、その理由が判りました。

事前にオーナー様からは、「メッキ剥離した状態で仮合わせしたところ、プラスチック感ありありで目が死んだように思いました。黒さが足りないと言いますか…艶が足りないせいなのか…」と言う事を伺っておりまして、改めて屋外で見てみると確かに黒さが足りません。

画像手前にあるのが今回塗装予定の「黒」で(STANDOX原色の標準的な黒でMIX571です)、それに比べるとかなりグレーっぽい色になっています。塗装する意味が判って私的にも安心出来ました。

そして今回はリング部分の内側と正面を「SPFシルバー」の塗り分けで承っておりまして、そちらの準備を行いました。

ちなみにSPFシルバーは「下色の黒を透かして金属感を出す」と言う3コート塗装となる為、塗装の工程、マスキングの仕方などに少々工夫が必要です。

塗り方の工程としては「最初に全体を黒で塗り、リング周りをマスキングしない状態でSPFシルバーを塗布、テープフリー後にシルバーにする箇所をマスキングして再度全体に黒を塗装」と言う方法にしました。塗り方としては少々面倒ですが、塗り分けのラインはこれが一番美しく仕上がると思います。

まずはマスキングする円の径をノギスで測り、

それを基に円形のデータを作成し、

カットして仮貼りします。

一方のフチをプレスラインの頂点(より少し内側)に合わせてみると、

反対は少し足りない感じです。

ここをさらにノギスで測り、再びデータを作成→マスキングシートをカットします。

結果としては直径86.5ミリで丁度良くなりました。

これでマスキングシートが出来上がったので、後は後日全体を足付け処理し、タイミングが来たら本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ポルシェ964ブレンボキャリパー塗装承ってます

先日到着しておりましたポルシェ964用のブレンボキャリパー一式です。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

 状態としては全体に傷があって、やはりと言うか表面のクリアーはいつものように剥がれています。

ご依頼内容としては、

・全体をサンドブラスト処理(旧塗膜の剥離)

・プライマー塗装

・ベースカラーは黒(艶あり仕上げ)

・ロゴは「PORSCHE」を白で、ただ字体は既存の古い物では無く今のデザインで

となります。

念の為、ロゴのデザインの参考になる画像を紹介しますね。

ロゴのフォントはこちらで、サイズは既存の通りフロント75ミリ、リヤを54ミリにて対応致します。

ちなみにこちらのオーナー様は今まで4~6回くらい当店をご利用頂いておりまして、以前一度キャリパーの塗装もご依頼頂いておりますのでそちらを紹介させて頂きますね。

こちらは7年くらい前にご依頼頂いたランサー用のキャリパーで、装着後はサーキットで激しい走り方もされているとの事ですが、その後塗装の剥がれや褪色など全く無く、とても綺麗な状態との報告も頂きました。ちょっと記憶が曖昧なのですが、「塗るならタカハタさんのところしか」と言って頂けて誠に有り難い限りです(勘違いだったらすいません…)。

ちなみにこちらは先ほどのランサー用のキャリパーなのですが、塗装前はいつものようにブレーキ屋さんでの外部委託にてサンドブラストや洗浄、マスキングまでの作業をお願いしています。

こういった物は色を塗ってしまえば下地の状態は見え無くなる為、一概に「下地処理」と言っても手抜きで済まされてしまう事もあると思いますが、せめて塗装の事に知識の無い一般の方でも判り易いようにと工程を画像で紹介しています。

塗装は各工程が複雑で、且つ使う材料や工具などは作業者によって全然違う為、それについては何が正解と言うのは難しいのですが、せめて掲載する画像などがご依頼頂く時の参考になればと思っています。アンドレアスグルスキー氏の写真じゃないですが、「細部まで見たい」と言う欲望は多分誰でもある筈ですからね(じゃあもっと画像サイズを大きくすれば…と言う事で、今日から少し大きくしました。笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います!