S-WORKSステム 下準備

 先日お預かりしておりましたS-WORKSのアルミ製ステムです。

現状は黒アルマイト処理が施されていて、このままだと塗装(プライマーも)密着しませんから、まずは足付け処理を行います。

 足付け処理の方法は色々ありますが、今回のような形状だとペーパーがしっかり当てられない箇所があるのでサンドブラスト処理を行います。

ただしサンドブラストだと元々ある凸凹がそのまま残ってしまうので、まず最初にそういった部分を削っておきます。上面にあったS-WORKSのロゴ周りを#120のダブルアクションサンダーで平らにし、目立つ平面部分の梨地を#180で均しました。仕上がった時に艶が出るようにですね。

 ネジ穴にボルトを挿し、フォークが入る穴の内側をマスキングします。

 マスキングテープを貼るだけだとブラストのエアーで飛んでいってしまうかも知れないので、マスキングテープの芯に切れ込みを入れてC型にし、穴に差し込んでいます。

 サンドブラストを行いました。

 酸化アルミニウム被膜が取れて、これでようやく塗装が出来る状態となります。

ボルトが入るフランジ部分(の谷ライン)もしっかり足付け処理が出来ました。

 その後リン酸処理と洗浄を行い、マスキングを行いました。

 そしてプライマーを塗布します。今回は一緒にWRX STIのエンブレムメッキ枠を一緒に塗っています(ただし使っている材料は全く違います)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

キーボード枠3点塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたキーボード枠部品3点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

ベージュの物は既存の着色樹脂と同じような色に、黒い方は以前ご依頼頂いた時と同じスタンドックス原色のMIX812でご依頼を頂きました。

 クリアーは艶消し仕様となります。

 PCを使った事がある方なら判ると思いますが、キーボードの樹脂は使っている内に皮脂で溶けてしまい、よく触れるところだけ艶が出てしまったりします。

今回の塗装はそういった事の防止で、なので色はそのままでといったご依頼になっているのだと思います。

 上段の二個はどちらも同じ物と思われます。

 下段の方はテンキーが着いた、少し長い形状になっています。

 ちなみに私もテンキーは無いタイプを好んで使っていて、その理由はマウスまでの到達距離です。

 元々間借りでやっていた時はスペースの問題でテンキー無しのキーボードにしたのですが、慣れるとそれが無い方がトータルでの作業効率は良くなるんですよね。

 ちなみに今はキーボードが左右で分割されたKinesis Freestyleも使っています。慣れないと使いにくいのですが、頚椎を痛めてからとにかく体が楽になる姿勢を模索しています。

 艶消しクリアーはウェットに塗っていますので見た目はサラサラですが、触るとツルンとしていて、傷が付き難くなるようにしています。

 それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠に有難うございました!

レンジローバー1/18ミニカー 本塗り

 先日下準備を終えていたAUTO ART社製の1/18レンジローバーのミニカーの外装パーツ一式です。今回は24点の塗装となります。

 画像手前はドアトリム(内張り)で、一部にボディカラーのシルバーが塗られているのでこちらも塗装します。

 ドアガラスの上部にもボディカラーの一部が塗られているのでそこも塗装します。

 ドア周りのウェザストリップ(ゴムモール)は元々艶消し黒に塗られていたのでマスキングをして残すことにしました。

 バックドアなどは裏側も一緒に塗れるようにしています。

 バンパーもロア部は艶消し黒に塗ってあるので、マスキングをしてそのまま残します。

 前後バンパーはボディに接着されていて、それを剥がす際に曲がって塗膜が割れてしまったのでサフェで補修しています。

 ドアパネルは表側から裏に回り込むように塗ります。s

 まずはベースコートを塗布します。

 色はランドローバー純正のナラブロンズ(カラーコード:825)となります。

 リヤゲートとボンネットにはエンブレムが入るので、ベースコート後にデカールの貼り付け作業を行います。

 リヤゲートロアです。

 リヤゲートアッパーです。

そしてボンネットです。

ボンネットは若干湾曲しているので、印刷するデータをこれに合わせてカーブさせるか、またはロゴの文字を一つずつ分離して行うという方法もありましたが、今回はマークソフター(デカール用の軟化剤)を使ってボディラインに沿わせながら貼っていく事にしました。

 デカールを十分に乾燥させたらクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 元々塗られていた塗装は、ボディ(アルミ合金)に使われていた物と、内装(プラスチック=PS樹脂)に塗られていた物とでは違う物で、後者の場合チヂレが怖いところでしたが、多少のハジキのような現象以外は無事対応出来ました(これは脱脂不良と言う訳では無く、印刷に使われている塗料でも時々見られる現象ですが、一体何でしょう・・・)。

 窓ガラスのプラスチック部もチヂれず問題無く対応出来ました。

 ミラーはこの後、一部を除いて艶消し黒を塗装します。

 極力肌を残さないよう、クリアーはいつもの15%希釈から20%に増やしし、ガンはSATAのエアーブラシ口径0.5mmを使いました。

 ウィンドウォッシャーノズルは最後に艶消し黒で塗っておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに後日各部の艶消し黒を塗装します。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スターバックステンレスボトル×3 クリアー塗装承ってます

 先日到着しておりましたスターバックスのステンレスボトル3本です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 現状はピンクのパールに塗装された新品状態で、今回はこれにトップコートクリアーのみの塗装を承りました。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 こちらの色のステンレスボトルはオーナー様のお気に入りとの事で、今回は9本ある新品(!)の内から程度の良い3本を選んで頂きました。

 塗られているクリアーの肌は余り良く無く、また見るからに薄い感じがするので、今回のクリアー塗装で強度の増加を図ろうという作戦です。

余り強く足付け処理をするとクリアー層を破ってしまう恐れがあり、また「STARBUCKS」の白いロゴは最後にプリントされているので擦ると削れてしまいますから、その辺りを注意して作業を行うようにします。

同じ様な事例については施工例の記事でも紹介していますので、宜しければそちらもご参照くださいませ。

STARBUCKS Tumblers

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ダイハツソニカ内装パーツ塗装 完成

 

先日本塗りを終えていたダイハツソニカの内装パーツです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、数日寝かしておきました。

 メーターリングは溶着カシメで止まっていたので、同じように元に戻します。

 頭だけ刎ねた箇所はこのようなフラットになっていますが、

しっかり溶け込んでいた箇所は奥が深くなっています。

 よく半田コテで母材を溶かし、ABS樹脂の溶接棒で盛りました。

 最初は先の尖った半田ごてで母材に穴を開けるようにして溶かし込み、盛って、

最後に平らな半田ごてを押し付けて平らにしています。

 そして完成です。お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

内装パーツは元々艶消しのシルバーで、アンテナーブレードは未塗装、その土台部分はシルバーの艶あり状態でした。

 手前のシフトパネルは傷が多かったので「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行ってからの上塗りとなっています。

取り外していた部品には砂ほこりなどが付いていたので清掃をしてから組付けを行っています。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 シフトの文字部分の透明プラ板も小傷で曇っていたのでポリッシュしておきました。

 面積的には少ないメーターリングの塗装ですが、

色が着いた事で大分雰囲気が変わったかと思います。

 フールアンテナ土台の蓋はブレード取り付け時には恐らく取り外す事になると思ったので、外した状態で内側まで塗っておきました。

シフトパネルを仮組みをしてみました(ネジは付いていなかったのでテープで固定しています)。

以前同じように内装の塗装をご依頼頂いたお客様から「乗るたびにニマニマしてしまう」と言う言葉を頂戴しましたが、毎日塗装をしている私でさえ自分で塗ったアームライト使う度に楽しい気分になりますので、その辺のお気持ちは良く判ります。病みつきになりますよね。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!