スクータースクリーンパネル 本塗り

screen5こちらもお待たせしました!ビックスクーターのフロントスクリーンパネルも無事本塗り完了しました。

御依頼頂いているのはスモーク塗装のグラデーションで、前例がありませんでしたから途中工程を撮影しておこうと思ったのですが、かなりのハイプレッシャーな作業だった為か全く撮っていませんでした・・・。すいません。

screen7そして無事本塗り完了です。あっという間に終わった感じがしますが今回はこれが一番時間が掛かりました・・・。

御依頼内容としては、スクリーン前方の細い方が「極薄目」、真ん中辺りが「薄目」、後方の広い方が「標準濃度」のスモークで承っています。画像で見るとスモークが薄く見えますが、これはスクリーンが浮いた状態で周りが明るいからそう見えるだけなので実際はもっと黒いです。とにかくムラとダマとグラデーション具合がよく判るようにと、光がよく通るようにわざわざ高い位置に固定して塗りました。スクリーンの下方にダンボール片を当てて光の入り方を遮り、丁度良い濃さになるように確認しながら塗っていますので御安心下さい。

screen6スクリーン内側の先端の方には車載カメラが搭載されるとの事で、それをスモークで遮らないようにしつつクリアーなスクリーンをスモークにして全体を引き締める、といった感じですかね。異常な緊張の為か本日は顎がガクガクです。集中すると凄い力で噛み締める癖があって、わざわざマウスピースも作って貰ったのですがうっかり装着するのを忘れていました。と言うかここまで大変だとは思わなかったんですよね。油断していました・・・。

完成時は台の上に置いて撮影するのでスモークの濃さもよく確認出来ると思います。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

インプレッサGDBテールランプ2set 本塗り

gdb 大変長らくお待たせしました。インプレッサGDBのテールランプ2セットは先程無事本塗りを終えましたので御安心下さい。ただ本日はかなり気温が低くそのせいで塗膜中に含まれた溶剤分が抜けるのが遅い為、今日は熱を入れるのを控え明日以降に強制乾燥する予定です。クリスタルクリアーの場合は熱を入れるタイミングが早いと塗膜表面にピンホール状の穴が空いてしまうんですよね。上の画像は本塗り前の状態です。

gdb3今回は同じオーナー様から違う種類のテールランプをそれぞれ1セットずつ、合計2セット御依頼頂いてます。御依頼内容も同じですから複数割引は20%→30%になるので結構お得だと思います。

gdb1今回御依頼頂いているスモーク濃度は「極薄目と薄目の中間」で、このネーミングからして当初はこの位置での設定は無かったのですが、一度紹介したら結局これの需要が余りにも多かったので新たにこの濃さの設定を設けました。ただそれだけに調整はかなり微妙で、本塗り中はコート毎にスモークの濃度も調整して行っています。

ちなみに塗装していて「今どれくらいの濃さなのか」と迷ったら画像のように巣のマスキングテープを貼ってみたりします。テールランプ単体で見ると「まだ塗り足り無いかも」と思ってもスモークが塗られたマスキングテープと真新しいマスキングテープの色を見比べれば既に結構スモークが掛かっているのが判ります。

私が仕事をする上では「自分を信じて」とか「今までの経験を元に」といった考えは余り無く、常に自分のやる事を疑っている事が多いと思います(元々人間性に問題があるのだと思いますが)。自分が見ている物がそれ単体だとどうしても他の事に影響されてしまうので(曖昧な記憶だとか光源の違いだとか)、必ず何かと見比べる事が必要ですかね。色だってそれ単体では本当にその色がその色かなんて誰にも判らないですし。

gdb4 濃度が決まればクリアーを塗って本塗り完了です。今日の気温は低いのでクリアーは相当伸びますからそれを想定して少し控えめに行います。タレ始めたら止まりませんからね・・・。

gdb2強制乾燥させて完全硬化したら磨き処理をし少し寝かしますので、完成予定としては来週早々になるかと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

CBR250F クラッチ&クランクケースカバー 旧塗膜剥離

cbr10 こちらもお待たせしております。「結晶塗装の黒」で御依頼頂いてるCBR250Fourのクラッチケースカバーとクランクケースカバーです。

クランクケースカバー(右側の小さい方)は去年から溶剤槽に沈めておいたので旧塗膜はワイヤーブラシで綺麗に落とせました。大きい方のクラッチケースカバーはベアリングが二個打ち込まれていて外すのも取り付けるのも難しそうなので今回はマスキングで対応します。なので溶剤槽には入れられなかったんですよね。

cbr11 と言う事でこちらは人力での剥離作業となります。平面はダブルアクションサンダー#120である程度削り落としておき、入り組んだ箇所はサンドブラストで除去します。

ちなみに大きい方は新品だったので旧塗膜は剥離せずに上から塗り重ねる事も検討していましたがやはり念の為と言う事で剥離する事にしました。実際に剥がしてみると案の定と言うかプライマーは塗られていないので結果的に剥がしておいて良かったですね。アルミ素地に直接上塗り(今回の場合は黒)してしまうといずれ剥がれてしまうのは確実ですので。ちなみに小さい方はちゃんとプライマーが塗られていました。

cbr12そしてサンドブラストも完了です。これで安心です。

小さい方にはエグれた様な傷があったのでそちらはエポキシパテで修正しておきます。準備が整いましたらこれと一緒に日産L型ヘッドカバーも一緒に塗る予定です。先にレンズ関係の塗装があるのでこちらは早くて今週末、恐らくは来週早々といった感じですかね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMWパニアケース ライン入れ準備

toskan5 現在お預かりしておりますBMWのパニアケースに入れるラインのマスキング方法についてちょっと進展があったので紹介させて頂きます。

上の画像が装着時の状態で、通常はこの蓋の部分を「ボディ同色」にするのですが、今回はこれにさらに白いストライプラインを二本ずつ入れるよう承ってます。

toskan6そのラインがこちらで、タンクにはラインは3本ですがこれを左右に分断させたような形で左右それぞれに2本ずつ、計4本のラインを入れるのです。

平面であればそんなに意気込んでやるような作業でも無いのですが、最初の画像にあるようにパニアケースはあんな形状なので、それを左右対称になんてそんな事がとても人の手で出来るなんて到底思えなかったんですよ・・・。

toskan1と言う事で考えついたのがレーザー墨出し器です(何故か笑)。これなら一発で水平が出せますからどんな形の物でも大丈夫でしょう!と思ったのですが実際はそんなに甘くありませんでした。

toskan2そもそもレーザー墨出し器はそれ自体がどんな状況でも地面(と言うか地球)に対して水平線を出してくれる訳で、そうなると被塗物であるカバーも完全に縦横の水平を出さなければいけません。これがズレとむしろ水平な線が引けないのです。その為のセッティングの方が余程大変ですよね・・・。

しかもこのレーザー線、ちょっと太過ぎるんですよ(苦)。輪郭も滲んだような感じで、これではマスキングテープを貼る目安には不向きなんですよね。今まで余り気にしませんでしが、私的な理想としてはもっとこう髪の毛のような細さをイメージしていましたので・・・。

toskan3と言う事で今回用意したのが先日もちょっと名前だけは紹介した「トースカン」です。造形美術などを行う方には馴染みの道具で、左右の形を揃える場合に使います。今回は鉛筆が固定出来る物を買いました。これであれば同じテーブル上に被塗物(パニアケースの蓋)を置いてそれを中心にしてこれをスライドさせていけば水平線が描ける、と言う事です。原始的ですがこっちの方が余程水平なラインを描き易いですよね。

toskan今回はそれにさらに一工夫加え、トースカンに直接ラインテープ(2mm)を固定してみました。工夫といっても鉛筆と同径の全ネジをカットし、それをワッシャーとボルトでタミヤのマスキングテープケースに固定しただけですけどね。これなら直接ラインテープを水平に貼る事が出来るのでは?なんて事を年末年始の休み中色々考えてました。ただテープを貼る被塗面は多少傾斜していますからそれによってテープを貼る時にズレが生じてしまう可能性もあるのでこれが本当に上手くいくかどうかはまだ判りません。まあそれも想定して先ほどもっと細いマスキングテープ(0.4mm~1.0mm)も手配済みなんですけどね。とにかく失敗しそうな事は先回りして消去しておきます。

toskan4面白いのがこれの土台に彫ってあるこの言葉「平常心」。ああなるほど、良く判っていらっしゃるようで(笑)。確かにこれを失うのが一番の失敗なんですよね。判ってはいます。判ってはいるのですが・・・(苦)。

スクータースクリーンスモーク塗装 下準備

screen2 こちらもお待たせしております。スクーターバイクのフロントスクリーンも作業着手しておりますので御安心下さい。

上の画像はマスキング作業で、ただこの状態でうっかりしていた事に気付きました。この貼り方だと塗っていてスモーク濃度が確認出来ず、しかも今回はスクリーン一枚の中で「極薄目」→「薄目」→「標準濃度」のスモーク濃度をグラデーションで塗り分ける内容で承っていますのでいつも以上にデリケートな塗装になると思いますのでこの貼り方じゃ駄目ですね。失礼しました。

screen3 うっかりしていたら日が暮れてしまったので二階作業場に移ります。

先ほど貼った養生紙を剝がし、改めて透明なフィルムテープで貼り直します。これはカッティングシートなどを切り取った後その上に貼る転写シートで、極低粘着なので糊残りもしません。ただそれ故に塗っていて端から剥がれてしまったりしますからフチはマスキングシートで貼っておきます。

screen4そして表側を足付け処理して下準備が完了です。こういった反射板が無いタイプの物をスモーク塗装する場合はこういった貼り方が有効ですね。これの進化版が先ほど紹介したKAWASAKIのウィンカーレンズの方法です。実は先に作業したのはこちらだったのでうっかり養生紙を貼ってしまったんですよね。これのお陰でウィンカーレンズは間違えないで済んだのです。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!