スターレットヘッドカバー結晶塗装 完成

 こちらも先日本塗りを終えていたスターレットのヘッドカバー×2個です。

先ほどのアルファロメオのヘッドカバーと違い、凸部が浅く、また「TOYOTA」の部分は平滑では無い(うねりが強い)為、面積は小さくてもこちらの研ぎ作業は結構大変です。

 さらに周りのフィンが「TOYOTA」の文字と高さが同じなので、ダブルアクションサンダーは使えず、小さい当て板と少ない振り幅で地道に研磨していきます。

研ぎ終えたら、腐食の進行を遅らせられるようクリアーを筆塗りし、さらに熱を掛けて硬化させます。

 そして数日寝かして完成となります。大変お待たせしました!

 色は「結晶塗装の黒」となります。

 今回は珍しく同じ物を同じ仕様で2個承りました。

 プラグキャップが装着される部分とボルトで固定する箇所は、結晶塗装では無く艶消しの黒を薄膜で仕上げています。

 またホースパイプ部もメッキが剥がれていたので、プライマー塗装後に同じように艶消しの黒(スタンドックスベースコート黒)で塗装しています。

 こちらは腐食による深い浸食があったので凸文字の一部にそれが残りましたが、

 こちらの方は状態が良かったので綺麗に仕上がりました。

 パッと見は艶消しっぽく見えますが、近くで見ると艶があるのが判ると思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

アルファロメオエンジンカバー&サージタンク結晶塗装 完成

 先日本塗りを終えていたアルファロメオ156V6後期型のサージタンクとエンジンカバーです。その後130℃で二度目の焼き付けを行っておきました。

 まずは凸部を#120ダブルアクションサンダーで研磨します。

ただしこれをやり過ぎると角が無くなってシャープさが欠けてしまう為、粗研ぎに留めておきます。

 その後は手研ぎで#120→#180→#240→#320→#400と研磨し、さらに布状研磨副資材(スカイ→レモン→オレンジ)で光らせます。水を使うと汚れたりアルミ素地が曇ってしまうので、全て空研ぎとなります。

 そして完了です。

 サージタンクの方も同じようにし、一個当たり40分くらい掛けてひたすら研ぎ付けます。

 そのままだとアルミ素地が曇ってしまうので、腐食の進行を遅らせられるよう、クリアーを筆塗りしておきます。

さらにその後60℃40分程の熱を掛け、数日寝かしておきます。

 そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介しますね。

元々は未塗装の状態で、

若干腐食も発生していたのでサンドブラスト処理も行いました。

 今回の色は結晶塗装の黒で、塗装前にはリン酸処理とプライマーの塗装も行っています。

 画像だと見えませんが、サージタンクの中も綺麗に洗浄されています。

 画像だと付属品は外したままですが、各部品は梱包する前に元の位置に取り付けておきました。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!