80系ハリアーテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりまいた、80系ハリアー用の社外品テールランプ4点です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

状態としては新品で、御依頼内容は透過性の赤=レッドキャンディーのベタ塗りと、その後に薄くスモーク塗装(おまけスモーク)、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。スモークの濃さは「極薄めと薄目の間でお任せ」といった感じになります。

クリアーカバーを被せた構造で、内部が見えるのは格好良いのですが、

逆にそれを見え難くするという事で今回の御依頼に至ったのかも知れません(もしくは単に赤いテールランプが好きという可能性もありますが)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

プリウスαテールランプ 本塗り

先日お預かりしておりましたトヨタプリウスαの純正テールランプと、カワサキZX-14Rの純正テールランプです。

通常透過性の塗装は10個程度纏めて本塗りを行いますが、今回は複雑な内容の案件が重なったので小分けして対応しています。

裏側を清掃した後、マスキングを行います。

その後被塗面を#800~#1300程で研磨して足付け処理を行います。

その後塗装ブース内を清掃し、台にセットして本塗り準備完了です。

今回はマスキング箇所が6か所あり、それらを手作業で行おうとするとかなりのコスト高になってしまいますが、今回は予め作成しておいたデータがあるのでその分の費用を省けています。

カットしたマスキングシートを所定の位置に貼り付けます。

プラスチックプライマー塗布後、透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

赤が塗り終わったらウィンカーとバックランプ部のマスキングシートを剥がし、再びそこにプラスチックプライマーを塗布します。

続けて全体に透過性の黒=スモークを塗布します。

「あまり黒くしたくない」「純正かな?だけど純正より高級感があるイメージ」というご指定で、スモークの濃さを微調整します。

これまでの同型テールランプでは、クリアー抜き下段(バックランプ部)のスモークを敢えて濃くして調整していましたが、今回は全体に均一にスモークを塗るよう承っておりますので、上のウィンカーに比べて下段のバックランプが薄く見えるようになります。

またサイドマーカー部はレッドもスモークも塗らないよう承っておりますので、全ての着色が完了したらここのマスキングシートを剥がし、再びプラスチックプライマーを塗布します。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ZX-14Rテールランプ 本塗り

先日お預かりしておりましたカワサキZX-14Rの純正テールランプと、トヨタプリウスαの純正テールランプです。

通常透過性の塗装は10個程度纏めて本塗りを行いますが、今回は複雑な内容の案件が重なったので、小分けして対応しています。

プリウスのテールランプはほぼ新品状態だったので軽い清掃と、ZX14Rのテールランプは泥汚れがあったので水を使って洗浄しました。

その後土台部分をマスキングし、被塗面を#800~#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン&オレンジ)で研磨して足付け処理を行います。忘れがちなフチをしっかりとですね。

その後手で持って塗れるよう芯棒を固定し、台に挿して最終脱脂を行います。新品のウエス(キムテックス)を使う時ですね。

勢いよくエアーブローを行って埃を飛ばし、プラスチックプライマーを塗布してベースコート(スモーク塗装)を開始します。

今回は御依頼品とは別に同型の見本をお預かりし、「それよりも少し濃くなる程度」と承っております。右手前が見本としてお預かりした物で、左奥が今回塗っている物となります。

色相の違いについては合わせる必要が無いとの事ですので、見本を見ながらスモークを塗り重ねて微調整を行っています。やはりと言うか実物があると作業はし易いですね。

濃度が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

クリアーは合計2コート、コート間には10分程の乾燥時間=フラッシュオフタイムを設けています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Kawasaki Z H2スクリーンパネル塗装 完成

大変お待たせしました!先日2回目の本塗りを終えていた、カワサキZ H2の純正スクリーンパネル塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々薄っすらと青味の掛かったスクリーンパネルに、

全体に薄いスモーク塗装を施し、

さらにスクリーンパネル先端部分の、元々梨地になっていた形状に合わせてボディカラー同色のカワサキ「メタリックディアブロブラック」(カラーコード:17K)の塗装と、またこちらも元々あったKawasakiのロゴを、白色のデカールで施工しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

スモークの濃さは、以前施工したNISMOメーターパネル3枚の内の一番薄い物を参考に調整しています。

元々あったザラザラは最初の研磨と、一回目のスモーク塗装で埋めるようにして平滑に仕上げています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ヤリスドアインナーパネル 本塗り

先日お預かりしておりましたトヨタヤリスのドアインナーパネルです。#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスオレンジ)で研磨・足付け処理を行っています。

元々はシルバーに塗られていますが、クリアーは塗っていないので簡単に下地が露出しますから、その部分と、裏側に周り込むようにしてプラスチックプライマーを塗布しておきます。

そしてますは下色=カラーベースを塗布します。ソリッドカラーの白で、オーカーや黒、青も入っています。

続けてパールベースを塗布します。透明な樹脂にホワイトパール2種、メタリックアディティブ(輝度感を高める為の添加剤的な顔料)が入っていて、これ自体では隠ぺい力はほぼ無いので、先ほどの下色を敷いてから塗るほが基本となります。色はトヨタ純正色の「プラチナホワイトパールマイカ」(カラーコード:089)となります。

フチから裏側まで回り込むようしっかり塗っておきます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

ちなみに業者さんからの御依頼でワイヤレスマイクを、同じくホワイトパールで御指定頂いたのですが、そちらは「クリーミーなー感じ」といったご指定でしたので、もう少し暖色系のホワイトパール=ホンダのプレミアムホワイトパール(カラーコード:NH624P)を採用しました。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!