プジョールーフアンテナ塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたプジョー純正のドルフィンアンテナ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

 元々は白に塗装済みだった物を、

  プジョー純正色の「マカハ・ブラウン」(カラーコード:ETV)で、

 またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承りました。

 各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

 こちらは【お任せコース】となりますので塗りっぱなし(磨き処理無し)の仕上がりですが、特に目立つゴミは無く、また十分な艶も出ているかと思いますので、塗り分けやマスキングのご指定が無ければこちらのコースで十分かと思います。

近くで見るとパールやメタリックの輝きが見えて面白いです(とは言ってもここまで寄って見る人も居ないと思いますが・・・)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ゼンハイザーE945マイク ピンク塗装承ってます

 先日到着しておりましたゼンハイザーE945ボーカルマイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご依頼内容はピンクの艶消し仕上げで、オーナー様より頂いた画像を基に近似色で承っております。

 工場二階の壁に飾ってある色見本から、

 似たようなピンクを探します。

今回ご指定頂いているのは比較的淡いピンクなので、ピンクの中でも一番含有量の少ない1%の仕様で良さそうです。

 iPadに写っているのがオーナー様より頂いた参考画像で、

こちらのピンクの艶消し(右側)が丁度良いかと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMWヘッドカバー&サージタンク 下準備

 先日より作業を着手しておりますBMW E24ヘッドカバーとE34 M5用サージタンク、そしこちらの小物部品3点です。

アルカリ洗浄槽への漬け込みで殆ど塗装が剥がれてしまったのですが(全く密着していなかったようです)、隅に若干残っているのと、部分的に腐食が発生しているので、予定通りサンドブラスト作業を行う事にしました。

 処理後です。

 その後リン酸処理も行っておきました。

 そして巨大なサージタンクです。

こちらは溶剤槽に漬け込んでおいて、大分塗装は剥がれてくれたのですが、一部かなり丈夫な塗装が残っていたので、どうせならという事でこちらもサンドブラストを行っておく事にしました。

 各部をマスキングします。

 梨地のザラザラが強いので、ワイヤーブラシやスクレーパーでは中々落とせません。

 こういった塗膜も「剥がれる予備軍」になるので、しっかり落としておく事が必要となります。

 サンドブラスト処理完了です。

サンドブラスト作業後は砂が着いて埃っぽく、ただ現在の工場は比較的住宅街にあるので露店で派手にエアーブローなどは出来なく、なのでこの後はそのままリン酸処理~洗浄(水洗い)を行います。

 その後良く乾かし、塗装をする為の準備を行います。

ヘッドカバーの場合は片面で済むのでそんなに手間は掛かりませんが、サージタンクやインテークマニホールドは全面360度の塗装が必要となる為、設置方法にも色々と手間が掛かります。

ヘッドカバーに比べてインマニ等の金額が高いのはこういった事が理由で、たとえ同じ1部品でも、塗装として考えると「1枚」か「6枚」というくらいの違いになり、さらにそれを一度に全面となると結構大変です。

 固定に使うのはM5の全ネジで、挿した状態で同じ長さになるようカットし、

 カット部のネジ山を立て直し、

 板をボルトで挟むようにして固定します。

 この位置が丁度重心の中心となった為、被塗物(サージタンク)にも負荷が掛からずしっかりとした固定が可能です。

ただこのままだとちょっとした接触で倒れてしまうので、本塗りの際にさらに板を台にボルトで固定して万が一にも倒れたりしないようにしておきます。

そして先日ALPINAの凸文字を取り付けたヘッドカバーなのですが、

 BMWのエンブレム部分に一部気になるところがあって、

凸部を研磨した際、元の場所に戻そうとしたところ、金属疲労で折れてしまいました・・・!

 折れた物は脆くなっていて使い物にならなかったので、適当なアルミ板をカットして構造用エポキシ接着剤(3Mオフホワイト)で固定し、

  研磨してそれらしく直しておきました。

この後は各部をマスキングし、タイミングが来たら本塗りを行います。

それでは作業が進行次第また改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダストリーム内装パーツ19点塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたホンダストリーム用の内装カバーパーツ19点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

 純正部品に両面テープで貼り付けるタイプのパーツの社外品で、元々は艶ありの黒が塗装された新品状態でした。

ただ塗られていた肌が芳しく無く、今回はこれらを研いで下地を均してから上塗りを行っています。

 色はスバル純正色「WRブルーマイカ」(カラーナンバー 02C )をご指定頂きました。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

 各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

 元々塗られていた物と比べると肌が平滑になり、背景がしっかり映り込んでいるのが判ると思います。

 最初はこういった肌だった塗装を、

 当て板を使って平滑に均し、塗り肌が残らないような塗り方(レベリング重視)に仕上げています。

 全部を一度には置けなかったので、二回に分けて撮影しています。

 手前の部品は恐らくグローブボックスの蓋部分で、

元々はこのような感じでしたが、

艶々になりました。最初にあった磨きのバフ目も見えなく、美しく仕上がっているかと思います。

 こちらの部品も元々の状態は余り良く無く、

艶はあるのですがデロデロとした気持ちが悪い肌でしたが、

 しっかり素地調整を行ってから塗っているので、塗装の事に詳しく無い方が見ても良い雰囲気なのが感じられるかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ホンダメッキエンブレム 本塗り

 先日メッキ素地の下地処理とサーフェサーを塗っておいたホンダS2000用純正メッキエンブレム2個です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとして黒のベースコートをパラパラと塗っておきました。

 メッキは剥がさずそのままなのでライン自体は問題無いのですが、プライマーとサーフェサーを塗った肌で表面は凸凹としている為、それを平滑にするよう水研ぎを行います。

 平らな部分は耐水ペーパー#800の水研ぎで、逆アール(窪んでいる部分)は同じく#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で研磨します。アシレックスは空研ぎ・水研ぎどちらでも使えます。

 よく脱脂清掃後、台にセットします。

 さらに最終脱脂を行い、本塗り準備完了です。被塗物と自分の体、壁のビニールや塗装台などしつこいくらいにエアーブローを行い、空気中に舞っている埃が排出されてクリーンなエアーに入れ替わったら本塗り開始です。時間にして10分くらいで、エアーブローだけでそんなに時間を掛けていたら普通ならクビですが、その間に撮影をしたりスプレーガンを用意したりと休む暇はありません。

 まずはベースコートを塗布します。色はホンダ純正色の「ムーンロックメタリック」(カラーコード:NH676M)となります。

色はメーカー(STANDOX)から提供された配合を基に、計量器を使って各原色を混ぜて作ります。 単なるグレーシルバーに見えますが、ブルーパール・レッドパールなど8種類の原色で構成されています。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

 塗ってみて気が付きましたが、S2000のボディカラーでこの色は何度か見かけています。塗ってみて「あの色か!」と興奮しました(笑)。

 うっかりしていたのですが、GMCのホイールカバーも似たような色なのでどうせなら今回一緒に塗っておけば良かったです。失敗しました・・・(仕上がりには関係ありません)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!