先ほど紹介したテールランプと一緒に御依頼を頂いた、ランドクルーザー100の純正サイドバイザー一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います！

状態としては新品で、

見本としてお預かりしたこちらの塗装済みのバイザーを参考に、これより少し濃いスモーク塗装で承っております。クリアーはテールランプ同様、高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

また今回は、フロントバイザー左右にある「TOYOTA 」のロゴ入れも承っております。

見本としてお預かりしたサイドバイザーは「過去にスモーク塗装を業者に依頼したことがありまして、その仕上りにムラがあり納得がいかず今回御社に依頼をさせていただきました」との事で、なるほど確かに部分的にスモークが濃くなったり薄い箇所が見受けられます。

原因としては、トップコート（クリアー）に直接黒を入れた「１コートソリッド」のスモークとして行ったからで、この場合非常に早く出来るのでコストを大きく抑える事が出来ますが、

フチに溜った箇所や、逆に凸部分（プレスラインの頂点）で塗膜が乗らない所はスモークが薄くなりがちです。またこの方法だと濃度の調整がし難いので（濃くしようとすると垂れて、薄くしようとすると塗り足りなかったりする）、当店で行う事は殆どありません（スモーク塗装が【標準コース】以上でのお受付が殆どになるのはそういう事となります）。

そして「TOYOTA」のロゴの色ですが、こういう場合は殆どが白い白なので、当初はいつもロゴ入れの時に使うVWキャンディホワイト（LB9A）を採用しようと思っていましたが、届いた実物を見るとグレー色でしたので、

当店で用意する色見本の中から、こちらを採用しようと思います。MIX571（黒）：MIX570（白）＝３：９７の配合ですね。

TOYOTAのロゴについては時代や用途によって微妙に形や字間が違っていたりするので、適当な紙を貼って石刷りの要領で転写し、

スキャナーでそれをPCに読み込みこんで、既存のロゴデータを調整して合わせます。

さらに位置が判るよう、各距離を測って記録しておきます。

同じような内容としては、以前施工したKawasaki Z H2のスクリーンパネルが似ていますので、参考としてそちらも紹介いたします。

この時はデカールでの施工ですが、今回はこれを塗装で行います。違いとしてはサイズが小さいか大きいかで、それぞれどちらが適しているか、ですね（慣れればデカールの方が楽ですが、今回のサイズだと塗装の方が綺麗に仕上がります。と言うかデカールで大きいサイズにするとインクリボンの重なりのスジが見えてしまうのです）。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います！