SHURE BETA58A マットブラック塗装承ってます

 先日到着しておりましたシュアのBETA58Aボーカルマイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

通常はキャンディーレッドや白でのご依頼が多いですが、今回はSHUREのマイクでは初のつや消し黒=マットブラックで承りました。

マイクでは施工例が無いので、以前施工した他の製品の画像を紹介させていただきますね。

こちらはWilsonのテニスラケットです。

こちらはインプレッサ(STI)のシフトパネルです。

こちらはスバルXVのメッキフロントグリルとメッキのエンブレム枠を塗装した物です。

艶消し黒なら缶スプレーでも簡単・綺麗に塗れますが、艶ありと同様2液ウレタンのつや消しクリアーを塗っていますので、強度は自動車ボディのそれと同様となります(そして艶あり仕上げより手間が掛かるのでコストはこちらの方が高くなります)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

トヨタパブリカ ステアリング 下準備⑭

 先日サーフェサーを塗っておいたトヨタパブリカ700の純正ステアリングです。

その後60℃40分程の熱を掛け、全体にベースコートの黒をパラパラと塗ってガイドコートとしておきました。

 最初に#320~#400の空研ぎでライン出しを行い、その後#600~#800の水研ぎで全体を均しています。

アルミ製のホーンプレートも同じようにして研いでおきました。

まだ手を入れたいところはあるのですが、このまま続けるとさらに一年時間が掛かってしまいそうなので、これで下地処理は完了とします。よく「妥協しない」といった言葉を聞きますが、塗装に関しては妥協をしないと一つも完成する物は無いので、とてもそうは言えません。

 そしてトップコート(クリアー)についても検証しておきました。

色については一年前の今頃に既に作ってあって、クリアーに関して今回オーナー様からは「余りギトギトさせたくない」との事でしたので、裏技的にクリアーに5%程ベースコートを入れてテストをしてみました(一応メーカーと言うかデモマンも認証済みの方法です)。

 使うのはこちらのメタリックアディティブで、塗料の見た目は半透明の白といった感じです。主にメタリックの粒子をぎらつかせる場合に使いますが、クリアーに入れると黒ずみを抑えたり、質感を劣らせられたりする効果があります。

ただ私はそういうのは使わない派だったので、STANDOXでは今まで使用した経験が無く(DUPONTではよくやっていました)、なので今回は一応事前にテストを行っています。

また今回ロゴ入りのキーホルダー作成も承っていましたので、それを入れない仕様の色見本も一緒に塗装しています(有料にて承っています)。

以前ご依頼頂いて作成した画像も紹介しますね。

TOYOTA86のブレンボキャリパーを塗った時に一緒にご依頼頂いた物です。この時は配合データが残っていたのでそちらを入れてあります。

塗ったばかりの状態では違いが判りませんが、

その後熱を掛けて硬化させた物を見ると、確かにMIX008を入れた方が透かしが白く、少しぼやけたような感じになっています。まあMIX008は元々白っぽいですし、またつや消しの効果もあるので、これは当然と言えば当然だと思いますが・・・。

とりあえず悪いことは起きていないので、本塗りでもこの仕様で行ってみようと思います。またこれについては今後も検証を続けていこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルWRX STIフロントグリルメッキモール塗装 完成

 先日本塗りを終えていたスバルWRX STIフロントグリルの左右メッキモールです。

その後60℃40分程の熱を掛けて磨き処理を行い、ビビり音防止の為のフエルトシールを元のように貼っておきました。

 そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介しますね。

元々は装飾クロムメッキが施されたABS樹脂製品で、そのまま塗っても十分な密着性は得られませんから、通常の塗膜と同様の強度(密着性)が保持できるよう、下地処理を施してから上塗りを行っています。

 色はスバル純正WRXブルー(カラーコード:K7X)で、

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 各画像はいつもの通り、サイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!

cannondaleカーボンフォーク 本塗り

 先日サフェ研ぎまでを行っておいたキャノンデールのカーボンフォークです。

 塗装する範囲は、元の状態と同じようにしています。

 ホイール取り付け部もカーボン地をそのままにするようマスキングをして残しています。

下塗り用の色を3コート程塗ってしっかり隠蔽させ、その後調色した色を2コート塗ってベースコートが完了です。

色見本も残しておくことにしました。

ベースコートがしっかりと乾いたら、場所を工場二階に移してロゴのマスキングを行います。

ロゴは同じ位置に入れるよう承っていますので、元のロゴの位置を参考にします。フォークを真横から見て、端の部分から35ミリの位置となります。

他の作業前の画像を確認すると、ロゴは少しアール面に入っているのが判るかと思います。

 正面から見て同じ位置になるよう調整しています。

フォークの中心を通るようにして、

反対側も違和感のないよう対象(な感じ)になるようにします(ロゴは鏡文字では無いので実際には非対称です。

 その後再び工場一階に移動し、ロゴ以外の部分をマスキングします。

 ベースコートの黒を塗布します。

 一部に白い点を発見したので、そこだけ修正します。

通常黒を塗る場合はそれ用のスプレーガンを使うのでこういうケースは殆ど無いのですが、ロゴを入れる場合には口径の小さいエアーブラシ(SATA dekor2000 口径0.3mm)を使う為、こういった感じで前に塗った塗料の影響を受けてしまう場合があります。

 マスキングをし、そこだけスポットで黒を塗りました。

 養生を剥がし、エアーブロー&タッククロス(塗装に影響の無い粘着剤のついた専用の不織布)で清掃を行います。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 ブレーキが装着される箇所も元々マスキングをして何も塗られていなかった為、同じように同じ径でカーボン地を残すようにしました。

 ホイール取り付け部も同様にカーボン素地をそのまま残しています。

 上側(画像だと下側)は山のラインを超えて3ミリくらいのところでバツ切りになっていたので、これも新車時と同じようにしておきました。

今回は元になる色(塗膜)が無いので色の確認が出来ませんが、調色時に作成しておいた色板にクリアーを塗っておいたので、本塗りが終わったばかりの見本とそれを見比べて色の確認をしておきます。問題ありませんので、車体(フレーム)の色とも違和感は感じられないかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

その後は磨き処理を行い、最後にもう一度重量計測を行います。

それでは完成次第改めて紹介をさせていただきます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

イヤホンプレート 下準備

先日お預かりしておりました64 AUDIO Fourte Noirのイヤホンです。

その後色板を作成し、オーナー様に送ってその中から色を選んでいただいておりました。

今回採用する色は上の画像の右下の「黒を下色にしたキャンディーカラーの青緑」となります。青緑はハウスオブカラーのオリエンタルブルー(KK-04)とオーガーニックグリーン(KK-09)を4:1の割合で混ぜています。

プレートは取り外しが難しい(と言うか非常に高価な物なので破損した場合のリスクが高すぎる)為、周りをマスキングして対応しますが、普通にマスキングテープを貼っても綺麗には出来そうも無い為、予めマスク型(マスキングシート)を作る事にします。ちなみに画像だとプレートの方が高くなっているように見えますが、実際にはプレートの方が周りよりも低いです(なので難易度が高くなっています)。

 まずはマスキングテープを貼ってボールペンで溝をなぞります。

 それをスキャナーで読み込んで、PCで輪郭線を作成します。

 出来上がったデータを別のPCで読み込み、

 レーザー加工機でカットします。

その後、カットしては貼ってデータを修正してを何十回と繰り返していきます。

プレートの周りのマスキングをする部分は傾斜がついていて、そのままマスキングテープを貼ろうとするとズレてしまいますから、マスキングシートの幅を1ミリにしてそれを防ぎます。これを通常のカッティングプロッターでやろうとすると精度が出ないので、今回は非接触でカットが出来るレーザーを使っています。

 こんな感じで足付け処理の準備が完了です(本塗り時にはまた貼りなおします)。

 元々のこれは銅のプレートに薬品を使ってこの柄を表現しているようで、よく見ると段差が結構ありますから、まずはこれをペーパーで研いで平滑にします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!