ポルシェ987 テールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたポルシェ987ボクスターの純正テールランプです。

ポルシェのテールランプは殆どの型がそのまま置くと下側が台に接触してしまう為、少し浮くような感じにしています。

 ご指定頂いている濃度は「極薄めと薄めの中間」で、知らなければスモークにしているのが判らない、といった濃さとなります。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

 作業的にはトップコートのクリアーに直接スモークを入れて塗った方が格段に速いのですが(数倍楽です)、それだと濃度の微調整が難しい為、通常の塗装通り2コート仕上げが基本となります。

「【お任せコース】の場合は濃度の調整が出来ない」というのはこれが理由で、艶を出そうとするとその分濃くなってしまいますし、また表面張力によってクリアーが溜まったところだけ濃くなるのでとても不格好に見えてしまうのです。ですのでスモークの場合はほぼ全て(99%以上)が【標準コース】以上でのお受付となっております。

それではこちらも完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ヘッドライトインナーレンズ 本塗り

 こちらも先日下準備を行っていた、ヘッドライト内に入っている透明なレンズ4点です。

 よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

 濃度は「極薄目と薄目の中間」となります。

 「言われなければスモークにしたとは分からない」くらいの濃度で、ただ薄いスモークでもキャンディーカラーの特徴でもあるコントラストが強調されますから、元のようなプラスチック的な質感を払拭出来る効果があります。

 裏側にマスキングテープを貼ってしまうと濃度が判らなくなってしまう為、今回はマスキングはせず全面クリアーを塗る方法にしています。

 裏側にも足付け処理、プラスチックプライマーを塗ってあります。スモークを塗るのは表側のみです。入り組んだ箇所はスプレーの際に空気の流れが止まってしまう為、裏側から塗るとムラが出て綺麗に塗れない為です。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 塗装面積は少ないのですが、今回塗装したご依頼品の中では一番手間が掛かっています。

素材はPC(ポリカーボネート)で、これはヘッドライトレンズ(アウター)も同じですが、そちらは表面にコーティングが施されているので当店ではお受付しておりません。

 この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます(当店で塗装する物で60℃で変形したりするような物はありません)。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルWRX STIテールランプ 本塗り

 先日下準備を行っていたSUBARU WRX STIの純正テールランプです。

よくエアーブローをし、プラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

 濃度は「薄目より若干濃いくらい」で、以前施工した同型テールランプの画像「標準濃度」より半段階以上薄くなるように調整しました。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 バッチリスモークにしたい!と言う方は「標準濃度」以上を、「スモークにした事を分からない程度にしたい・・・」と言う方は「極薄目と薄めの中間」に、「判る程度にしつつ、余り黒くはしたくない!」と言う方は今回くらいがよろしいかと存じます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ヘッドカバー関係 下準備

 一度には塗れませんが、重複する作業は並行して行う事で効率を高めています。

画像は上から、

スズキK12B樹脂製ヘッドカバー 結晶塗装承ってます

トヨタスターレットヘッドカバー 結晶塗装承ってます

日産ブルーバードヘッドカバー 結晶塗装承ってます

となります。

樹脂製のエンジンカバーも新品時にはオイル分が着いていますから、アルカリ洗浄槽で浸け置きをしていて、その後綺麗に洗って水分を乾かしておきます。

これら3個のヘッドカバーはサンドブラストを行う為、マスキングを行います。

 直接ガムテープを貼ると糊が残ってしまい大変な事になるので、最初にマスキングテープを貼ってその上にガムテープを重ねています。

 裏側もこのような感じで養生します。

 ブラストボックスに入れ、

 サンドブラストを行います。

今回のこちらのヘッドカバーは巣穴が結構多いですね。普通の塗装だとこれら全てを処理しなければなりませんが(針の穴のような物でも埋めなければなりません)、結晶塗装はそういった粗を目立たなくしてくれるので、ヘッドカバーのような鋳造製品に多く採用されています。

 スターレットのヘッドカバーはそんなに程度は悪くなく、ただポリッシュされて光ってしまっていますので、

 足付け処理の為にサンドブラストを行っています。

 スズキK12Bの樹脂製ヘッドカバーも同じで、PA(ポリアミド)は密着性の悪い樹脂素材ですから、入り組んだ箇所もしっかり足付け処理が出来るよう、サンドブラストを行っています。これをしない場合、最悪このような結果になってしまうという訳です。

ただ普通の塗装でこれを行うと毛羽立ちが凄いことになって再起不能となりますので、その場合はウォッシュコンパウンドとスコッチなどを使ってネチネチと行います。ランエボⅩのヘッドカバーを塗装した時のような方法ですね。ガスプライマーだけに頼ると、先のロータスエンジンカバーのような事になり兼ねませんので。

 この後は再びしっかり水で洗い流して洗浄を行い、乾燥させておきます。

そしてこちらも現在お預かり中のマツダNDロードスターのヘッドカバーです。

こちらは新品なので、通常であればそのままリン酸処理を行うのですが、ヘッドカバー表面には得体の知れないクリアーが塗ってあるので、まずはそれを剥がす(溶かす)必要があります。

 画像は脱脂用の溶剤(シリコンオフ)をスプレーした状態で、これをまるで水のように弾いてしまっています。ただの油膜(コーティング)ならこんな事はあり得ません・・・。

 シンナーでも同様で、簡単に拭き取れるような物ではありません。

なのでこれを溶剤槽に半分程浸けながら(ゴムの部分を避けながら)、刷毛とブラシを使って洗い流すようにしてクリアー皮膜を除去しておきます。

その後同じようにシリコンオフをスプレーし、しっかりアルミ素地に馴染んでくれるようになったら、リン酸処理を行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

KATOクレーンミニカー パーツ本塗り

 先日に引き続き、KATO社製の1/50クレーンミニカーSR-250Riのパーツとなります。

 こちらはアウトリガーの横に伸びるフレームです。3センチ程の物ですがアルミ製で、サンドブラスト後にプライマーを塗ってあります。

 こちらは先ほどのアウトリガーフレームの端に着く部分です。こちらはトラ柄に塗ります。

その他クレーンアームの補助部品などです。

 全体に足付け処理を行います。

 台に固定します。

 脱脂処理を行います。

 溶剤で溶けて作り直したパーツは、元のようにシャフトに取り付けた状態で塗ることにしました。

それぞれ指定された色とクリアーを塗って本塗り完了です。

 一時はどうなるかと思いましたが、元に戻せて良かったです。

 代わりがあれば良いのですが、今回のように入手不可能な物の場合はどうしても気を遣います。最近プレッシャーの高いご依頼が増えたせいか胃の調子が芳しくありません(ただ胃カメラで見てもらいましたが特に問題は無いそうです)。

アウトリガーのフレーム部は、トラ柄にも使ったイエロー(日本塗料工業会「G19-70V」)で本塗り完了です。

 クレーンアーム後方のプーリー2個です。

 補助用のクレーンアーム?と、

車体後方の、クレーンアーム根本付近のパネルです。

 そしてアウトリガーのジャッキ部分です。画像は塗装前の状態です(この後緑と赤の部分がデカールと判明し、チヂレたので全部削り落としました)。

 こちらは最初にも紹介した作業内容書です。

まずは全体をイエローでべた塗りします。

細かい作業は明るい場所で、またこの時期は手が悴んで指が動かなくなるので、暖房の効いた工場二階で行っています。

 トラ柄は2.5ミリの幅で、ちょうどそのサイズのマスキングテープが無かった為、レーザーでカットして作りました。わざわざスーパーに行って大葉を買うより、ベランダで苗を育てておいた方が早い、みたいな感じでしょうか(全然違いますか・・・)。

 端は30度くらいの角度でカットし、幅が均等になるよう巻いて貼ります。

 そして黒を塗ります。

 マスキングを剥がし、

 クリアーを塗ったら本塗り完了です。

 天面には市販の2.8mm径の円形マスキングテープ(ハイキューパーツ社製)を貼って黒が付かないようにしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきます。次はいよいよ腰下、フレーム関係の黒の塗装になるかと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!