cervelo自転車フレーム塗装承ってます

cervelo 紹介が遅れましたが先日無事到着しておりましたサーヴェロのアルミフレームです。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

現状はシルバーをベースに塗られた物ですが、今回はこちらをブラック艶有りをベースに、ダウンチューブにある「cervelo」のロゴを左右で違う色(!)で承っています。これはちょっと面白いですね。

cervelo1 ロゴの色は右がレッドメタリックで左がシルバーで御指定頂いております。1台で二種類分が楽しめるのは中々良さそうですね。写真を撮る時に向きを変えて周りの色に合わせたりしたらとても楽しそうです。ちなみに二色目の御指定は割増が掛かりますのでその点はご了承下さいませ(作る手間が増えますのでご理解下さいませ・・・)。

cervelo2ロゴはダウンチューブとは別にヘッドにもご依頼承っておりまして、こちらはサーヴェロのロゴ中にある「e’」を抜き取ってシルバーで入れます。cannondaleみたいな感じですがこれはオーナー様オリジナルのロゴになりますからこれも中々面白そうです。同じサーヴェロオーナーだったら二度見しそうですね(笑)。

今回のロゴは既存のデータがありませんから先にそちらも用意し、配置なども全部データ化してから旧塗膜の剥離作業となります。何も記録せずに塗膜を剝がしてしまったら大変な事になりますので。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

レクサス内装パーツ 下準備

lexus6 こちらもお待たせしました!レクサスの内装パーツも作業着手しておりますので御安心下さいませ。

まずはインナーハンドル周りを分解します。構造が判るまでにちょっと時間が掛かりましたがコツが判れば比較的簡単に分解出来ました。

lexus7 インナーハンドルは稼動部には塗装しないように気をつけるのは当然ですが削ってしまってもマズイのでその辺りには予めガムテープを貼っておきます。

lexus8 そして問題のコンソールパネルです。こちらのプラスチック素地表面にはまるで人工皮革のようなシボ模様が施されていてこれが相当根深いと言うか削るのが大変でした。

それにしてもこのシボ模様は本当に良く表現出来ていて、実際に触れてみなければこれがプラスチック素地と一体だとは判らないくらいです。恐らくは下請けの樹脂製造メーカーに「こんなのを作ってくれ」みたいな無理な要求をしてこれが実現したと思うのですが、こんな事が出来ると言うかしようと思うのは日本独特な気がします。これが海外であれば「だったら革を巻いとけ!」と一蹴されそうな気がしますので・・・。

lexus9 大変だったのがこちらのパネルで、形が細かく複雑なのにこちらも満遍なくシボ模様が施されていて、ただこんな感じですからエアーツールは使えません。機械研ぎだと細かいディティールも削り落としてしまうからです。

なので全て手作業によるペーパー掛けの作業でかなり時間は掛かりましたが、これは最初から判っていた事なのでむしろじっくりと腰を据えて覚悟してやりましたからそんなに大変な気はしませんでした。丸一日ペーパー掛けしているって言うのもどうかと思いますけどね(苦笑)。

lexus10今回の部品は全てシボ模様か梨地なのでどれもサフェーサーで下地を作ってからの塗装となります。まだ少し時間は掛かりそうですね。もう少々お待ち下さいませ!