W124ヘッドカバー 旧塗膜剥離

brabus こちらもお待たせしております。メルセデスベンツW124のヘッドカバーですね。ちょっと旧塗膜の剥離でてこずっておりまして、結局裏側のバッフルプレートも全て外しての作業となりましたが、その後溶剤に浸けておいて殆どの塗膜は剥がれてくれました。

brabus1 表側の塗装も大分取れてくれましたがとてもそのままじゃ塗れそうもありませんので今度はサンドブラストで残った塗膜を除去していきます。

ちなみにブラスト作業はこの箱の中で行いますが、それでも相当粉っぽい作業なのでこの場所は工場裏手の屋外で行っています(屋根のみあります)。ただ周りが暗くならないと箱の中が良く見えませんので作業はどうしても夕方からとなってしまうのですが、むしろそのお陰で真夏でもその時間ならばある程度涼しいのです。・・・が、どうもここの所の気温は今までと次元が違うというか、地面に残った熱気でどうにもならない状況です。まあこのハロゲンライトも熱さの原因ではあるんですけどね。

brabus2 そして表面終了です。普通ならここで終わりなのですがベンツのヘッドカバーは殆どが裏側も何かが塗ってあるので、この後ひっくり返して同じよう行います。

brabus3そして裏側も完了です!

この後は綺麗なシンナーで上から下に洗い流すように洗浄するのですが、まだちょっと塗膜が残っていた箇所があったので、念の為もう一度溶剤槽に漬け込んでおくことにします。プラグカバーも同じくです。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう暫くお待ち下さいませ!

Z32内装パーツ 本塗り

z32 大変お待たせしました!フェアレディZのシフトパネル、無事本塗り完了しておりますので御安心下さいませ。

上の画像は本塗り前の状態で、これは既に一度クリアーだけが塗られた物に足付け処理を施した状態です。パネルにある文字や小さなランプ穴は「抜き」に見えますが実際にはそこにクリアー(と半透明)なプラスチックを埋め込んであるのです。

中々凄い技術だとは思いますが恐らくコストも凄いことになっていると思いますので(笑)、近年の自動車部品では余程の事が無いと採用されないでしょうね。恐らくは最初から透明な素材で作成して透過させる文字以外のところを黒く塗るのでは・・・と思う次第です。

z321そして本塗り完了です。クリアーを塗っただけのようにも見えますが実際は「極薄目と薄めの中間」といった濃度のスモーク塗装となっています。パネルよりもそれの台にしているダンボールの部分を見ると判り易いかと存じます。

z322 そしてこちらは先に紹介したシフトパネルの「長細い穴」の下側に着く部品です。シフトの付け根に着いて、シフトを動かすと一緒にスライドする目隠しの為のパネルですかね。

元々はプラスチック素地の状態で、こちらは「艶消し黒」で承っております。

z323そして本塗り完了です。「随分色が違うね」と思いそうですが実際その通りです。プラスチック素材は黒く見えても実際には「グレー」といった感じで、これは恐らく素材の特性上?ここまで黒く作れないのだと思います(特にPP素材など)。故に安っぽく見えるんでしょうね。

ディーラーに勤めていた時は、未塗装品のバンパーを修理する場合などは黒のまま塗るとそこだけ黒過ぎて仕上がってしまいます。なのでちゃんと調色してみると実際にはかなり白が入ったグレーだったりするのです。これは車の塗装屋さんなら誰でも経験ありますよね。さらに加えると、未塗装品のバンパーを塗装屋に直せなんて酷い話ですよね(笑)。ディーラーのフロントマンはこういった無理な事を「ちゃちゃっとやっちゃって」なんて感じで簡単に言ってくるのでいつも現場との諍いが絶えません。まあ今となってはフロントマンの大変さは良く分かるので現場の方ももう少し協力してあげる必要はあったと思いますが(両方やってみれば判ると思いますが私的にはフロントよりも現場の方が間違いなく楽だと思いますので)。

それでは完成次第改めて画像紹介させて頂きますね。来週半ばまでには完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!

 

チネリのステム 塗装承ってます

cinelli 先日到着しておりますチネリのステムです。自転車のハンドルを固定する箇所の部品です(一年前の私はこういった事も知りませんでしたので・・・)。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容としては、各ロゴの配置やサイズなどのデザインはそのままに、カラーリングだけを変更します。現状は青とシルバーの2トーンカラーですが、これを車体色に揃えて一体化させるような感じですかね。具体的な色の変更としては、

青→ブラック

シルバー→ホワイト

といった内容です。

cinelli2色についての御指定は1色までであれば追加費用は必要なく、「5分以内の簡易的な色の作成」または「色見本帳からの抜粋」といった形で対応しています。これ以上の厳密な指定は別途「調色費」が必要となりまして、また二色目からは追加費用も掛かります。

今回は白のみを御指定頂き、黒に関してはいつも通り原色そのままなので特に追加費用は掛かっていません。黒のソリッドカラーであれば特に気にする必要はありませんが、「白」の場合は身の回りの物ひとつとってもかなり違っている筈ですから気にして見るといいかと思います(まあ気にし始めるとこれはもうドツボですが)。

cinelli1 今回難しいのはロゴ入れ塗装です。製品に対して随分と窮屈に入っているせいか、かなり微妙な位置に合わせないとオリジナルのようにはなりません。見るだけだと簡単そうに見えてもいざ実際にやるとなって完成までの作業をイメージすると結構胃が痛くなるんですよね。

こういった微妙な位置合わせの場合には既存ロゴの採寸や位置などを正確にデータ化するのが肝で、貼り付けの際にも微調整が出来る「水貼り」が必須ですかね。甘く考えていると大抵痛い目に遭いますので・・・(もう何度も経験済みです)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

アテンザロアグリル 下準備

atenza25 この部品以外は下準備が整っているので続けてこちらも作業致します。

このロアグリルは元々は未塗装の黒いプラスチック部品だったと思いますが、それをメッキ調の塗装に仕上げ、さらにその上からスモーク塗装を施してブラックメッキ調に仕上げてあります(当店での施工ではありませんし出来ませんので念の為)。

ただ今回このブラックメッキ調を残すのは、横に走る二本のフィンの先っちょだけでして、ちょっと勿体無いですがその他はボディ同色のブラックメタリックに塗装します。

atenza26 ただしメッキを残す箇所に足付け処理(ペーパー掛け)をするとその傷はクリアーを塗っても残ってしまうので、その箇所はペーパーではなくウォッシュコンパウンド(リキッドタイプの足付け剤)を使い、その後に掛けるペーパーの傷が付かないようにマスキングをしておきます。

atenza27で、テープを剥がすとこんな感じになります。足付け処理が済んだ部分とそうで無い部分が良く分かりますよね。再度このラインに沿ってマスキングをし直します。どう仕上がるか楽しみですね。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

スターバックスタンブラー 下準備

starbucks9 先日塗っておいたサフェーサーが完全硬化したので研いでおきます。やはりと言うか実際に触れてみると表面はかなり凸凹しているので当て板と#320のペーパーを使ってラインを整えていきます。

starbucks10 そしてご依頼頂いていた「PORSCHE」のロゴを入れる準備をします。ステンレス製のタンブラーに比べると磁気製タンブラーは胴回りが太いのでロゴも少し大きめにしておきます。

starbucks11 で、サイズが決まったらカッティングプロッターでマスキングシートを作成しておきます。段々イメージが出来てきましたね。

starbucks12ステンレスのタンブラーも下準備をしておきます。元々塗ってあったイエローのクリアーを剥がしたら良く脱脂洗浄しセッティングします。

starbucks13こちらは特にラインを修整したりする必要は無いのでサフェーサーでは無くプライマーの塗装のみで完了です。

金属に直接トップコートを塗る事は出来ませんから、そういった場合はこのプライマーが橋掛け的な役割を担ってくれます。ちなみに凸凹を修整する場合はこの後にサフェーサー(2液ウレタン)を塗るか、またはプライマーの前にパテを使って対応します。尚、プライマーの後にパテを塗ると一緒に剥がれてしまうケースがあるのでそれはそれで注意が必要です。

が、ここでステンレスにポリパテは付くのか、と言った疑問が出て来て、恐らく説明書にはそれは明記されていないと思いますので(私は見た事がありません)、自分でどうなるか何度もテストしてみる事が必要です。まあそれ以前にエポキシ系のパテを使えばいいだけの話なのですが、こういった作業工程を自分なりに考えて行うのも塗装の面白い所ですかね。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ。